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ふお……川添、ふられた。そういう結末かぁ。
理乃は、川添に、優しい。
やめて、を聞き入れなかった川添に、ぷりぷり怒って部屋を飛び出しても良かったのに、川添の涙に反応して、どうしたの?と聞いてあげた。
優しい。
それは、川添が、これまでの期間、理乃に優しくしたから。
若い幼い恋愛ではない。
でも、二人とも、互いに、優しかった。
───欠落を抱え、快楽の海にたゆたいながら。
作者からの返信
加須千花さん
結末は実は分からないのです。
一旦、「シンと結婚する」と決めたのだけど、川添も放っておけなくて。
だって、長い間、自分を支えてきてくれたわけだから。
(彼も彼で、かなしみがあって、理乃に支えられていたとは言え。)
正しいか正しくないかで言えば、駄目なんだと思う。
でもね、
人間、いつもいつも正しくはいられないよね?
と、わたしは思うのです。
そうじゃなくて、正しくないかもしれないけど、抱き合うことでしか
自分の気持ちをどうにも出来ないこともあると思う。
理乃はね、川添が泣き出しそうな顔をしているのを見て
結局は受け入れたのだ、と思っています。
ずっと優しくしてくれていたし。
この先はどうなるのだろう?
大人って、さみしくてせつないです。
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拝読しました。
……すごく寂しくて、つらい。
生まれてきた時から恐らく「どうしようもなさ」を抱えて、皆過ごしていると思うんです。
大人になったからって。
色々、考えました。纏まることも無く、まとめるものでもなく、何となく、色々。
ありがとうございました。
作者からの返信
@hikagenekoさん
読んでくださり、またコメントくださり、ありがとうございます!
そう。
とてもさみしくて、つらいのです。
どうしようもないのです。
完璧な幸せって、ファンタジーだと思うのです。
そして、きっとみんな、欠落を抱えて生きていると思います。
そんな中で、とにかく生きていくためには、正しいばかりではいられないんじゃないかなあって、わたしは思うのです。
こちらこそ、ありがとうございました!!
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すごくいいです。
エロなんですか?エロという枠におさめてはいけないような作品だと思います。
私はこのストーリーに共感しかありません。不貞なのかもしれませんが、きっと、誰しもこの形のない何かの正体を探っているはずです。
作者からの返信
みかりん
これ、すっごく気に入っている話です、個人的に。
終わり方も好きなのです。
だって、生きている中で「ハッピーエンド」なんてないから。
いろいろ思い悩み、ときに「生きること」自体が苦しいこともある。
そういうときって、とにかく生きていくしかないじゃないって思うのです。
心の中の空洞は、大人ならだれでも持っているんじゃないかなって思います。
それを、見ないか「なかったことにしている」かの違いだけで。
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色々と考えさせられるお話ですね。
流されるのって楽だけど辛くもあるし、何をするにしても苦楽ってセットなんだなと。
ただ流されるだけだと最終的に泥沼に嵌まって抜け出せなくなるだろうし、流される中でも舵取りをする、抜け出す努力をするかで方向性は違うけど開き直ることの大切さを感じさせますね。
作者からの返信
@Tyobihgeさん
コメントありがとうございます。
「流されるのって楽だけど辛くもある」って、その通りだと思います。
わたしは浮気とか、二股とかを推奨しているわけではないのですが、
ただ、生きていると、どうしようもなくて、正しく生きられないことってあるんじゃないかなあと思って、この話を書きました。
気持ちはうまくコントロール出来ない。
でも、生きて行かなくちゃいけない。
そういう、葛藤の中のありさまを描きたかったのです。
(成功しているかどうかは別ですが笑)
読んでいただき、ありがとうございました!
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すごく寂しいです(ノ_・、)
どうやっても埋まらない心の穴がすかすかしてあぶない、そんな人間の心理が感じられてドキドキさせられました(*´-`)
どんなに愛されても寂しく感じるのはどうしてでしょうね(泣)
そんなことを思いました。
何かを考えさせられる素敵なお話だと思います(///ω///)
作者からの返信
クロノヒョウさん
わーい、コメントありがとうございます。
そう、すごくさみしいのです。
理乃も川添も。
こころにぽっかり空いた穴って、どうしたらいいんでしょうね。
難しいです。
みんなそれぞれに、それぞれの方法で解決してゆくしかありません。
いや、「解決」は無理で、抱えていくしかないのです。
クロノヒョウさんのも、とてもよかったです。
あ!
近況ノートで紹介させてくださいね!!
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妻の若い頃の友人の一人が離婚した後、毎週末、ディスコへ出掛けてました。映画、サタデーナイトフィーバーのようなライフスタイルだったのでしょう。実は、妻にも一緒に行こうと何度も誘ってきていたのですが、断り続けていました。ついに、妻ももう一人の友人と三人で出掛けて行ったのでした。割と早く帰ってきた妻は、そこは、Meet Marketだったと言ってました。誘った友人は、そこで出会った男とどこかへ行ってしまい、帰ってきそうにないので、もう一人の友人と逃げ出してきたとか。私まで誘ってきたのですが、ダンスなどできない私は絶対に行きませんでした。ほとんどの客は、ダンスが目的ではないので、妻たちが食肉市場と言いわけでした。
この友人も2−3年したら、落ち着いて、再婚して女の子を産んで、その子には良い母になりました。しかし、16歳で、最初の夫との間に生まれた長男は、彼女の両親に育てられ、あまり、幸せな大人にはなれませんでした。米国の労働者階級ではよくある話です。若い頃は、めちゃくちゃに近い生活をして、年を取ると改心して、キリスト教福音派になるのです。多くの友人の代わり様を見て妻は嘆きます。若い頃は、妻のような女性たちが奥手だと笑っていた友人たちが、今は、もうかなり保守的な考えで、自分達が若かった頃と同じような行動をする若い女性を非難します。若い頃、ミニスカートを履き、ブラジャーもつけず、大麻を吸って、コンサートで喚いて、ディスコで一夜限りの「友達」関係を持っていた若い女性だったのに。いつの時代も、年取ると干す的になる人間が多いのでしょうね。
作者からの返信
@fumiya57さん
わたし、年をとると保守的になる人の気持ちが全然分かりません。
むしろ、年々、いろいろな呪いから解放されて自由になっています。
別に不倫しているわけじゃないけど。
そう言う意味じゃなくて、「ねばならない」からは解放されています。
でも大麻やらないし(やったことない)、ミニスカートもはかないけど(太ってはけない)。
ミニスカートって、はける時期が限られているから、似合うならはけばいいよね。
わたしははいていました。
ちゃんと、素敵な下着を身に着けていたら大丈夫です。←何が?
キリスト教圏の思想って、独特だなあって思います。
「改心して」という思想が不思議。
そんなにすぐに変わるんだ、と。
アメリカの海外ドラマをすごくたくさん見たので、@fumiya57さんのおっしゃること、よく分かります。
ただでも、不思議な気持ちになります。
自分がしていたことを若い子がすると非難する気持ちも分からない。
「こういうのが危ないんだよ」と、そういうことを教えてあげたらいいのに。
ディスコ!
って行ったことない!!
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拝読させていただきました。
西さんの作品はいろんなタイプ、表現があっていつもすごいなぁと感服しています。
この作品もまたとても魅力がいっぱい詰まっていますね。
欠落というのが根底に流れていますが、相手に見せる面は完全なサークルであっても、皆それぞれなんですよね。川添くんが会社での評判、理乃とのふれあいの時の気遣う様子。最後のシーンの少しいびつな雰囲気がとてもいいなぁと思いました。
作者からの返信
島本葉さん
ありがとうございます!
わたしも実は、最後のシーンが好きなんです。とても。
この話は、最初と最後をまず書いて、それから落書きノートに従って書いていきました。
好きなシーンを書き、間を埋めていくように書いたのです。
「欠落」って、誰にでもあると、わたしは思うのです。
それでも生きていくのです。
たぶん、この辺りは外せない大きなテーマであると思います。
ずっとコンテスト用の話を書いてきて、ちょっと
「ハッピーエンドもの」に疲れてしまったんです(笑)。
そんなはずなかろう! と。
人生はずっと続くのだから、「ハッピーエンド」ってあり得ないのです。
そうじゃなくて、日常の中に必ずある、あたたかいもの、しあわせなものを見つけられるかどうかだと思うわけです。
それがショートショートで書きたいことです。
またきっと書くと思います。
なんか開き直ったので(笑)。
よろしくお願いします!
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彼女とは違う形でも「欠落」は誰にでもあると思うんです。
上手く形の合う人なんている訳もなくて、それぞれに生きてる。
世間一般の恋愛や結婚の意味が今ひとつ分からないまま生きているので、そちら方面ではよくお相手を怒らせるのですよねえ。
外国のかたに聞いたら「kiss→I like you→sex→付き合う→I love you」というのが一般的だと言っていたので、合理的だなあと思ったものです。
そういうのでいいよね〜。
無理して何かに当てはめなくても。
作者からの返信
鳥尾巻さん
「欠落」って、誰にでもあると、わたしも思います。大人なら。
いろいろな形で。
だって、大人だもん。
だけど、それを正面から見れる人と見れない人がいると思う。
そうなんです!
何がそうかっていうと、「つきあってください」から始まる恋愛って、10代までじゃない?
してみないと分からないことあるから、とりあえずしてみないとってこと。
外国の方のそれがわたしにはしっくりきます。
キスしてみないと分からないよね。
ああでも、キスしたらもう最後までしちゃうよね、とも思っていますが。←おい
気持ち を、すごく大事にするけど
でも、人間って、カラダとこころで一つじゃない?
こころだけって不自然だと思うのです。
カラダの方が正直で分かりやすかったりする。
ちょっとしてみないと分からないよ。←あ
うーん、わたしはどうしてこういうふうになったのか、本当に不思議です(笑)。
「結婚するまでは処女でいなさい」って、真顔で言われて育ったのに。
あれれ?
処女のまま結婚したら大変だよー!!!
つきあう前にしないと!(大真面目)
編集済
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全く理解できない部分もあり、ものすごく共感出来る部分もある。
そういう読後感です。
生きているうちに傷付いて欠落していくもの。
そこを埋める方法は人それぞれで、どれが間違いでどれが正しいものでもないのかもしれません。
理乃がシンの中に望むものの欠片を見つけられたのなら、生きていけるのかな。
勝手な解釈ですみません。
でもこれは純文学だと、私は思います。
読ませて頂き、ありがとうございました。
作者からの返信
幸まるさん
うんうん。
これね、嫌いなひとは嫌いだし、
どうしてこんなことするんだろう? っていう気持ちが生まれたりもすると思います。
でも、共感出来る部分があってよかったです。
大人になると自由にもなるけど、自由になると同時に傷つくこともあって
ほんとうに傷ついてしまったら、傷はぽっかりと穴を開けてずっとそこにあると思うのです。
そればかり見ていると生きていけなくなってしまう。
でも、生きていかねばならないわけで。
シンの中にはきっと、理乃の欲しいものは見つからないかなあ
なんて思っています。
でも、もしも、こころから好きになれたらかなり埋まるはずだと思います。
純粋さって、癒されると思うので。
時間をかけて愛していくのもありなんじゃないかな、と思ったりもします。
純文学のタグ入れたので嬉しいです。
ありがとうございます!
5.への応援コメント
ううあぁあ~
心臓痛い。(´•ω•̥`)
くぅぅうう
ことばにできぬ……
理乃はしあわせになれるんだろうか。
結婚しても変わらないような気もするし、変わらないまま家族ができてなし崩し的に幸せ感じながらもふと虚無感に襲われそう
作者からの返信
picoさん
そうそう。
結婚しても変わらないと思う。
欠落は無くならないもの。
でもみんな、何かしら、こういう虚無みたいなものを抱えて生きているんじゃないかなあって思うんだ。
意識しているかいないかは別として。
虚無を抱えながら、「ハッピーエンド」のない中で、
どう生きていくか だと思うのです。
みんないつも正しくはいられない。
倫理的にはダメかもしれないけど、わたしは理乃には川添が、
川添には理乃がいて、よかったと思います。
抱き合うことでしか、どうしようもないことってあると思うのです。
5.への応援コメント
理乃は、川添くんと結ばれる気がしちゃいました。
だって、どん底を見て結ばれた二人なら(*>ω<*)
二人で同じ場所にとどまる選択もアリだと思うのです。
苦しいですね…。
作者からの返信
浬ちゃん
二人とも苦しいんだ(川添も理乃も)。
この先は考えていないんだけど、なんとなく、どちらを選んでも
難しい気がするの。
この中で一番気の毒なのは川添だと思っています。