３章　シャイアル村編

　狼煙を辿るとそこには敵性種族の集落があり、そこで檻に捕らえられた犬耳の幼い少女・ニョムを発見する。ロランは怒りのままに見張りの敵性種族を制圧し少女を救出、そのまま船で保護することに。エリクシルは衝動的に行動してしまったロランを諭すが、それはロランが自身のことを顧みずに無謀な行動をして傷付いてしまうことを恐れてのことだった。当時の心境を振り返りながら心の内をさらけ出し合うことで、２人の間にはさらなる絆が生まれ、相棒としてお互いに成長することができたのであった。

　ニョムを通じて現地の言葉を学び交流を深めている最中、宇宙アメーバが意思をもっている様子に気付く。どうやら空腹のようで試しにジェムストーンを与えたが足りないようだった。

　ニョムの心身の傷が癒えた頃、ロランとエリクシルは少女を安全に故郷へと帰すために行動を起こす。綿密な計画を立てると、万全の態勢で護送作戦を決行。途中敵性種族による妨害を受けるものの、無事に故郷の村への護送に成功。村人や家族に温かく迎え入れられるニョムを見つめながら、ロランとエリクシルはお互いの努力を称え合ったのであった……。