これは深いエピソードですわ。ハインリヒ・ハイネの「流刑の神々」って本、僕の頭では悲しいくらい読み解けなかったのですが、一神教によって喪失して行く様々な信仰ついて考察された本で、その本を少し齧った時のやりきれなさを思い出す次第です。この世界でも信仰が絡むとそうなるのだなあと。
そういった残念な現実を踏まえた上で希望を捨てないと考えるロラン、若くて無鉄砲ではあるけれど、根本的に前向きなところが好感持てるなと。コスタンの信頼も得て、更に世界の謎に迫れるのか。
作者からの返信
その本は存じ上げませんでしたが、調べると、あらゆるファンタジー世界の元ネタとありました。
興味深いですが難解なようで手が出しづらいですね苦笑
信仰と邪な人間の組み合わせは、禁忌だと思います。
ロランくんに交換を抱いていただき嬉しいです。
彼らがどうなっていくのか見届けていただければと思います!
コメントありがとうございました。
作品の世界観は元より宗教感というか神々の存在が遂に!この回は特に興味深く前のめりになりました!なるほど根源!私はファンタジーやその中に登場する真面使いの特性に【秘匿】という言葉を用いました。自らを真面使いたらしめた存在。導いた存在。その根源にやがて辿り着く道行。それは既存の人の造りし神の存在とは異なるものだと。傍観という言葉に大いに頷き。抱擁はけにゃっぷさんならでは!新鮮な響きでした!そして人なるものに寄り添う神の姿。あるいはそうでないかも。神々の神話とは人より伝承され。時には曲回もされるも。数多の人々の救いにも希望にもなって来た。これファンタジー作品で日本で描いた作家さんは宮崎駿さんだけかと。海外のクリエイターさんはみんな考えて。どうにも上手く出来ていません。とても興奮しました!
作者からの返信
六葉翼さん、コメントありがとうございます。
だいぶフワフワした感じで伝えることになってしまいましたが、深く読み解いてくださり嬉しく思います。
もののけ姫や千と千尋もそういった神聖なものを取り扱っていましたね。
海外のは神と悪魔の争いで精一杯といった印象を受けたことがありますね。神に多くを望みすぎているとも感じています。
本作での宗教観についてしっかりと補足する章も考えてはいるので、更新をお待ちください!
この世界にも宗教戦争があるんですね。
我々は神の姿を見たことがありませんが、こちらの世界では全員が生まれたときに神にふれている分、信仰も厚く、争いも苛烈になったのではないでしょうか・・・・・・。
せっかく神様に作ってもらったのに争いばかりだと、神も浮かばれませんね。
人は変わることができるから、その希望を捨ててはいけない。
とても心に染みるお言葉でした!
作者からの返信
world is snowさん、コメントありがとうございます。
信仰とは見返りを求めぬ愛だと考えています。
誰かが見返りを求め、利用し始めたのが……。
おっと語りすぎました。これらの話は何章も後の話題になります。
神は愚かな者達をどう見ているのか、これも気になりますよね。
心に染みたとの感想、大変嬉しく思います!!
仰天の魔石しんじつ。冒険どころか命が終わるところでしたね……
取り出さなくて本当によかった!
魔素すらも自然物ではなかったとは思いもしませんでした。
読み返してよかったー!って感じです。笑
創造主が魔素を通じて生み出した子らに触れるというのも興味深い。
決して切ることのできない臍の緒のような……
そんな一部ではなくもっと広範を包むようなイメージかもしれませんね。
すごくいいな~。
逆に言えば、存在するすべてを通して常時神と繋がっているということになって!
『生まれた時に創造主の抱擁を受ける』←という部分もすごく気になっていて
生まれるという事=神の腕から落ちる事みたいです。
作者からの返信
物語が終了するところでした笑
実はコスタンさんの知識は都会の研究者などが学ぶものです。また翻訳の都合上、魔素、元素の素となっていますが、人工物というわけではないんですよね。片喰さんも外からの人間らしいコメントで思わず唸りました。
魔素に関してはフェン先生の講義にもヒントを入れていたんですよ。アレノール関係、信仰心の薄れていたコスタン、彼は一体何者なんでしょうね。
臍の緒!私の好きなゲームの設定にもあり、影響を受けています。まさかそれをイメージしてもらえるとは思わず、嬉しくなりました。神の腕から生まれ落ちる、というのも素敵な表現ですね!
常時神と繋がっている、手を差し伸べられることはないけれど、いつもそばにいてくれると想うのは、まさに宗教の原点でしょうね!解像度が高い!
コメントありがとうございました。