第6話 カタコト

君はなにか

勘違いをしているね


キレイやタダシイを選ぶことが

生きることだと思ってる


君のような

マトモな仕事をしろって言うけれど

そんな僕のとこに来る

君はマトモなの?


カチのないもの

キカクガイでフリョウヒン


それでもさ

ヒカリが当たればカゲができるでしょ

どんなに腐ったモノだって

イキルを奪えない


さんざんキレイゴト吐き捨てて

僕をセメルことで

ゼンニンを保っていたいのさ


セイギを振りかざしていないと

辛いんだね

ほらまたリソウに疲れた時


そうやって君は

僕に抱かれにくるんだろ


僕が君を欲しているように見える?

蔑んだ瞳が

ヒツヨウとされる喜びに満ちる

その瞬間がタマラナイだけ


リフジンでフジョウリ

カタコトばかりで意味がわかんないや


いつかムクワレルというセンノウ

ネガイ続ければカナウというアンジ


アクを作りたがる世界

何もかもコワシタクナル

君の寝顔を見ながら

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ことかぜ2 濱 ひろみ @hama_hiro

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ