カクヨムコンテストで私がやった事
前回告知してから投稿までに随分時間が掛かってしまいましたが、やっと本業の方も落ち着いてきたので、以前から告知していた『カクヨムコンテストで私がやった事』についてまとめて公開したいと思います!
お陰様で、今回カクヨムコンテストに参加させて頂いていた2作が、無事に中間選考を突破する事が出来ました><
これは単純に運が良かったというのもありますが、『この要素も少なからず影響が出ているのかも』といういう部分もありましたので、今回はそういった要素を簡単にまとめたエッセイになります!
それでもしご質問等あればコメント欄でお気軽に聞いて頂けたら、私で答えられそうな物であれば回答致しますので、是非お気軽にご質問頂けたら嬉しいです( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )
ちなみに、今回の説明ではカクヨムコン用に作った短編小説
『恋を実らせる要素は『戦略』と『力業』とひとつまみの『奥ゆかしさ』』
方に焦点を当てて説明して行きたいと思います。
では早速、私が今回やった事でやって良かったなと思えた事は下記の5つですね!
1.読者の需要を第一優先
2.テーマを絞る
3.『読者の感情の動き』を意識した起承転結を作る
4.小説への導線を色んな所に設置
5.SNSや近況ノートでの交流
実を言うと、私は本業の関係でマーケティングや統計調査、あとは企画作りの経験がそこそこある方だったりします(自慢出来るレベルでは無いので恐縮なのですが……)。
初のカクヨムコンテストに挑戦した時の私は今以上に小説作りの知識が無かった為、私の中で一番知識が体系化されているマーケティングや新規企画作り、そしてプレゼン資料作りの要領で小説作りを行いました(・∀・; )
1.読者の需要を第一優先
カクヨムコンテストの最初の関門が読者選考であり、私自信もコンテストに参加した時は執筆を始めて3ヶ月程度の初心者でしたので、ほぼ0から読者を集めなければならない状況でした。
なので、徹底的に今現在のリアルタイムな需要を調査し、それを出来るだけ『書きたい物』に寄せるようにしてテーマやプロットを作りました。
より具体的に言うと『カクヨムランキング』『新作アニメと次期アニメ』『売れているラノベ作品』『流行っている歌』を調査しました。
●各種注意点
カクヨムランキング:
ランキングが高い物の内、コメントやレビューが多い物を調査対象にする
新作アニメと次期アニメ:
しっかりマーケティングして当たる見込みのある物をアニメ化しているので、ある程度信用度がある。けれど、マーケティングを碌にせず低予算で数打ち精神の会社もあるので、話題性や実際に人気が出ている作品を調査する。
売れているラノベ作品:
長期シリーズ物はリアルタイムの需要を掴みづらいので、極力新人作家の物を調査対象にしました。
流行っている歌:
業種によっては、新製品や新企画のマーケティングの為に今流行っている歌を調査する事は少なくありません。
その時に流行っている歌には『精神的に求められている需要』が詰め込まれている為、これが最もリアルタイム性が高いかもしれません。
2.テーマを絞る
調査結果で割り出された流行り物の傾向を全て洗い出して、それら全てを使うのではなく『書きたい物』を意識してテーマを絞りました。
ちなみに私が各種サイトで需要調査し、実際に使うテーマをギュッっと絞った結果『強い女性』『恋愛物』『家族』『俺TUEEEE』を採用する事にしました(*^ ^*)
『俺TUEEEE』はノーストレス作品の需要が高い現代では代表的な要素なので特になにも思わなかったのですが、需要調査した結果『強い女性』『家族』の需要が予想以上に高かった事に気が付いて少し驚きました。
3.『読者の感情の動き』を意識した起承転結を作る
これは所謂広告戦略の考え方ですね。
広告は単純にその商品の売りをババーンと出しただけでは購買意欲を効率的に引き出す事が出来ません。
その為、広告では感情の動きを意識して相手の意識を誘導している物が多く、例えばよくある商品広告ページだと『共感を呼び』→『不安を煽り』→『解決策の提示』→『購入のハードルを下げる』→『期間限定などを使って育った購買意欲を一気に刈り取る』といった具合に相手を購入まで道筋立てて誘導する物が多いです。
読者選考ではとにかく星を貰えなければ突破出来ないと考えたので、読み終わった後に星を押したくなるような『読了後の余韻』を意識して起承転結のプロットを作りました。
その所為で、序盤から中盤に掛けて主人公のキャラに耐えかねて離脱する方も多かったですが、そこを経由してからの終盤で主人公の魅力を一気に解放するやり方を採用したので、最後のエピソードに付いているハートの数と星の割合が他の作品と比較しても明らかに高いという結果を出す事が出来ました。
ただ、最後まで読んで頂けた人から星評価を頂ける小説にはなったのですが、読者という分母を得る為の実績や知名度が全く無かった為、小説作りの勉強ばかりではなく、もっと早くからSNSなどを頑張るべきだったなとちょっと反省しております( ̄^ ̄゜)
4.小説への導線を色んな所に設置
・完結済みの『恋を実らせる要素は……』を代表作に設定する事で、常時2作品をプロフィールトップページに表示するようにした
・プロフィール文にコンテスト参加中の文言と共に、簡単な作品紹介
・近況ノートにてイラストや作品URL付きで紹介
・小説内のあとがきで別小説の紹介(1回限り)
・Xに固定ツイートで紹介投稿
5.SNSや近況ノートでの交流
Xで他作者様と交流していると、予想以上に沢山の方が私の作品紹介ツイートを拡散して下さる方が多く、ツイートのアクティビリティを調べてみると、作ったばかりでフォロワーが少ないアカウントだったのにも関わらずしっかりとURLをクリックして読まれていました。
SNSは慣れていないと面倒だったり大変な事も多いですが、小説を書き始めた時ぐらいからすぐにSNSを始めるべきだったなと思えるぐらいの効果がありましたね^^;
それと、近況ノートにも読者様や他作者様との交流用の専用ノートを作りました。
お陰様で沢山の方と交流を持つことが出来、交流用ノートは本当に作って正解でしたね><
簡単なまとめでしたが、以上が執筆を始めて3ヶ月の私が、カクヨムコンテストに挑む為にやってきた事ですね。
本当に知識も技術も経験も実績も足りなかったので、とにかく読者選考突破を目標に戦略を立てて挑みました!
今では執筆歴が8ヶ月を超え、知識と経験が増えた事で『あぁ、もっとああしておけば良かったな』なんて考える事も多々あったりします(・∀・; )
なので次コンテストに挑戦する時は、読者選考だけを意識するのではなく、その先にあるプロの審査員からの評価を意識した作品作りに挑戦したいと思います!
その時はまた、実践した事で上手く行ったことや失敗した事などをまとめて公開したいと思いますので、本エッセイ共々、今後ともよろしくお願い致します( ⸝⸝•ᴗ•⸝⸝ )
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます