小説はリアルを混ぜると厚みが増すのかもしれない

 ありがたい事に現在私が書いている小説『テイマーの生き方、歩み方』には沢山の人からコメントを頂いている。

 最初の内はコメントや反応がなく、フォロワーや星もあまり増えず、「誰か読んでくれているのだろうか」なんて不安になりながら毎日更新を続けていたので、反応が貰えるこの状況に本当に感謝が絶えません!

 そして更に嬉しいのが、コメントで『設定が詳細』『実際にゲームをしているよう』『描写がリアル』と言って頂けていて、リアルさを大事にしている私としては、これがとても嬉しい誉め言葉だったりするのです!!


 そんなリアルさを大事にしているこの小説なのですが、実は結構本当にあった事を織り交ぜてあったりします。

 例えば、主人公のナツの物語は愛犬の他界と、それをからかうクラスメイトの話から始まるのですが……これ、実は私が小学生の時に体験した実話だったりします。

 昔、家で2匹の犬を外飼いしていたのですが、ある日その2匹の愛犬が突然ぐったりした状態になっていて、両親と一緒に急いで病院に連れて行ったのですが、そこで調べた結果2匹の犬たちは何か毒物を食べさせられた可能性があるという事を言われました。

 病院の先生も懸命に手を尽くしてくれたのですが、結局その後回復することなく他界してしまいました。

 その後は小説と似たような感じですね。クラスメイトにその事を話すと話は広がり、最終的には私が愛犬達に毒を食べさせ殺したという事になってしまうという訳の分からない状況に。

 ただ、主人公のナツと私の大きな違いは、ナツはそのクラスメイト達をしっかり拒絶し、私はヘラヘラ笑いながら無難に受け流しながら話を流した事。自分で書きながらナツの強さに憧憬が止まりません。


 話が大分それてしまったので、少し話を戻しますと『この小説にはリアルを織り交ぜている』という話です。

 愛犬の話以外にも、長年のネトゲ歴の中で実際にあった話や聞いた話、運営の対応、ガチ勢の考え方や素晴らしいメソッド。それらを上手く混ぜ込みながら小説のプロットを作り上げていきました。

 そして読者の中には実際にリアルさを指摘して頂いている方がいらっしゃったので、「あぁ、やっぱり伝わるものなんだなぁ」なんて感慨に浸っていたりしています。


 現実では小説のように異世界転生したりドラゴンと戦ったりはしませんが、小説を書いていると意外と細々とした自分の体験や知っている事が活用で出来ていたりします。

 ですので、これから小説を書きたいと考えている方は、1から全てを空想で作るのではなく、ちょっとした事でもリアルを混ぜてみると物語に厚みが出てくるかもしれません!

 ……そして私はまだ大した小説家では無いので偉そうな事は言えないのですが、この言葉に信憑性を持たせる為に今日も頑張ってストックを書き貯めます^^;

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