もう、もういいんだ

リズの魔法使い

エピソード SIMA

いま僕たちはBBQを楽しんでいる。そう、キャンプ中なのだ。

「楽しいな」

「ああ、そうだな」

こいつは俺の親友富野律だ

「また行きたいな」

そんなことを口ずさんだとき

「りとーこっち来いよ」

今回の主催者、先輩だ

「ごめん呼ばれちまった」

俺は残念ながら見送ってしまった

「おー行ってこいよ」

「あ、そうだ。なんか言ったか?」

「何も言ってないよ」

俺はこのあとこの言葉を後悔することになったのだ

「あのガリガリお前の金づるか?」

「あ?ちげーよあいつは俺の、」

「おいお前、俺様にどんな口きーてんだ。陸先輩の弟だからって容赦しねーぞ」

ポキッポキーツ

「こちらこそだ。アイツのこと悪く言うなら容赦しねーぞ!」

ドンッ

「なにっ」バタン

(おーい律、起きろ〜行くぞ〜遊びに!)

(お前がなんでいるんだよ。

あれ?おれは?なにをしてたっけ?)

「りとくーん、起きよっか。」

ハッとし起きてしまった

「これ?見えるかな、」

僕のことはいいから、律君逃げて

「逃げるわけねーじゃん」

お前かがりかどっちを選ぶ。

「俺だ」

(僕もだよ。一緒だ。)

「分かった、道連れだな。」

カチッ「ここに灯油がまかれてる」

ボアァ「終わりだ」

(この時を待ってた。)

僕はライターを奪った。

ガシッ「こいつがどうなってもいいのかガリくん、」

(だから僕だけが犠牲になる)

「ああ、早くしろ。」

バーンという爆発音とともに僕は死んだ。人生楽しかったよ。

ありがとうね律


エピソード SIMA END

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もう、もういいんだ リズの魔法使い @yu_yuma

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