新海誠監督が『君の名は。』において、過去の自分とは決別した表現方法は説明を省く事です(と思う)。例えば作中で三葉の父親が何故すぐに彼女の言葉を信じたか、流星群の意味は、などなど様々な開示されない情報があります。勿論理由あり。で、逆にすごくわかりやすい表現として、この田舎の友人二人が現れます。環境が変わろうと状況が変わろうと、田舎の人は知古を元に婚姻するという若干古臭い印象をこの二人で表現し、主人公達の不安定な絆と対比させ、ゆえに奇跡を表現したかった様にも思えます。当たり前の出会いと結末、それとは別の奇跡的な出会い。だからこの二人はとても大切な関係であり、リアルさを求める新海誠監督の意図を体現しているかと思います。さやちん、こういう女の子、リアルで普通にいますから。脇役、モブ、私はものすごく不自然で願望的に登場した奥寺先輩が気になりました。この辺りの監督の好みに注目してます(笑)。だから三葉も年上( ;∀;)
作者からの返信
いつも応援コメントありがとうございます。
確かにちょっと説明不足な点のある作品でしたが、逆にそれがファンが何度も映画館に足を運ぶ原動力になったのかもしれませんね。
まぁ、私はこの作品を知ったのはすずめの戸締まりの後ですから、劇場で見ることはできなかったですけど。
個人的に一番謎だったのは、三葉と瀧(特に三葉)が、いつお互いを好きになったのかという事でした。
奥寺先輩とのデートを橋渡しした時、涙を流す三葉を見て(あれ?彼女ってレズ?)なんて思ったくらいでしたから。
この「入れ替わる事で強くお互いを知る」という結びつき。実は自作の連載作品「地獄のエリア810~」の作品の参考になってたりします。
劇的な出会いと恋をした瀧と三葉に比べて、どこかお約束なくっつき方をしたテッシーさやちん。そして旅行を経て一気に距離が縮まった奥寺先輩と司くん。
この三組のカップルの違いを楽しむのもひとつの見方かもしれません。
センパイと司の旅行中の行動がもう完全にカップルだしwグリコとかしてるし。
新海監督、年上のお姉さんが好きそうなんですよね。天気の子の夏美ちゃんとかw
個人的には君の名はの四葉ちゃんと、天気の子の凪くんのやりとりが見たい気がします( ̄ー ̄)
いつもながら三流FLASH職人さまの物語の解説は、的を射ていて納得させられます。
自分も「君の名は。」は、何度も見ました。(TV画面で)でも、この話の最初を読んで、『さやちん』って言われても、誰だかわかりませんでした。そんな名前の人出てたっけ?ぐらいに思ってしまいました。
ところが、話を読み進めて、映画の中での動きが分かったら『すぐに思い出しました』顔、場面、セリフのニュアンスなど、あの映画でのたくさんの重要場面を占める登場人物でした。自分もそう感じます。
最後の結婚式場を見に来る場面で、「あ、あの二人だ!」って、分かった時は、とっても嬉しくなったのを覚えています。
作者からの返信
いつも応援コメントありがとうございます。
瀧と三葉が美男美女過ぎるのと物語のロジックの見事さにどうしても引き込まれますからねこの作品。
私くらいひねくれてないと、なかなかさやちん&テッシーに注目しないかもしれませんw
実は私、新海監督作品は「すずめの戸締まり」が初見だったりします。
あれに感動して新海作品を漁り出したのが、私がアニメ映画にハマるきっかけの一つでした。
なので君の名は。を見た時、すずめでイマイチだった脇役の活躍に注目して見てました(;^_^A
さやちんとテッシーのナチュラルなやり取りでの式場探し良いですねぇ。
やばい……観てない^^;
そういえば、観てなかったです。
世に聞く『君の名……は』(笑)ですね。
あまり映画を観ないせいか、当時は興味皆無でした^^;
なんとなく知ってはいるけれど、なんとなく程度では、到底ここには居れないことは十分分かってますので(笑)
でも、次回は……。
作者からの返信
いつも応援コメントありがとうございます。
ええ、私も去年「すずめの戸締まり」を見るまで新海作品は縁が無かったです(;^_^A
個人的にボーイミーツガールやロードストーリーは好みなので、わりと性に合うんですよね。果たして次回作は……?