第12話 満月の夜
『月はいいな......』
ポケットには目隠し帽とジャックナイフ。
後ろのバンバ-が少し凹んだ車に乗り込んだ。
「人は傷ついても一見治ったように感じるが消えない傷もある。15歳の時縫った5針の傷はもう一生消えないだろう」
さてと、そろそろ行くか!
そうしないと気が済まない病気だから……
病院に着いたら後部座席に積んだ灯油を黙殺し、火災報知器のボタンを力いっぱい押して、薄光している折り紙ある部屋へと走りぬけた………みんなの道しるべになってくれ。
次の日はいつも通り出勤した。まだ契約期間満了ではなかったから。
柵の中の燃ゆる日々 嶋 徹 @t02190219
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。柵の中の燃ゆる日々の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます