応援コメント

119.それからの顛末①:おひとよしおっさん冒険者ことシド・バレンスが、石化の吐息を喰らっても無事だった理由について」への応援コメント

  • そういえば、武器以外何も身に着けていない男の話がありましたね?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    武器以外持ってない男の話。たぶん、彫像が全裸だった彼のことかなと思っていますが――そこに思い至っていただけたことに、書いた側としてはにんまりしています。

    こういうの、「おおっと」という感じで気を引き締めにゃと思わされるところですが、それ以上に嬉しいものですね。

    またこれからの先々で書いてゆく心積もりのところでしたが、この時点で気づいたぞ、という形でこうして言及いただいたの。甲斐があります。
    どこかの時点で、「ああ、こういうこと」と得心いただけるものとなるよう、首尾よくやってゆかなければです、自分。

    編集済
  • ちょっとアレな気もしますが、シドの血で服などの装備品を浸した場合は、服などにも呪いの耐性がつきますか?

    バジリスクの時も最終的に全裸になって戦ったのかなっと、思ってしまいました。(森のなか、全裸で戦う男を思い浮かべて)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    質問いただいた内容に関してですが――「シドの血で服などの装備品を浸した場合」ですが、「それだけ」であるなら呪いの耐性はつかないかなと。
    何故かというと、シドが行った解呪は、「血を媒介として魔力を燃やす」ことで――言い換えれば、魔力が介在する形で発生していたから、ということになります。

    本編中でどこまできっちり触れたか怪しい設定ですが、本編における魔術の世界では、血の循環である血管系と照応する形で、霊素――魔力の流れである《霊脈網群(レイライン)》というものが存在するという設定になっています。
    これは体内における魔力の流れであり、血管系に照応する形で体内を巡っているため、生命の体内では常に血と魔力が照応する形で併存するのですね。よってシドの体に対しては、「常時、解呪が働いている」状態である、ということになります。これがシドの「呪詛耐性」の実情です。

    逆に言えば血と魔力が揃っていれば解呪は成立するので、装備品を「血に浸す」まではせずとも、血の付いた箇所から励起した魔力を注ぐ工程を踏めば、装備品に対しても解呪の効果を齎すことはできます。

    …たぶん、バシリスクの時は服の一部をやられたくらいで、全裸まではいかなかったのではないかなと思います。はい。

    編集済