その時その時で最善を尽くしてるはずだけど、終わってからああしていれば、こうしていてば、と考えてしまう…。そんなシドさんだから、もっと高みへ上るに相応しいのだと思います。好きです。
そして、サティアさんは自分の荷物が狙われてるからって、シドさんに上手いこと言って護衛にしましたね。
現代でも異世界でも、気安く他人の荷物を引き受けてはいけないのですね…
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「割のいい仕事だから」と気軽に受けたら厄介事に巻き込まれた感じですね、サティアとしては。
恐らくこれまでにも似たような『運び屋』の仕事はしていて、それでうまくやれていたからとたかをくくっていた部分はあったのだと思います。
シド。
終わってみれば、「もっと上手くやれたのではないか――」と思ってしまうこと、誰にでもあるんじゃないかなぁと私的には思います。
とはいえ、彼一人ではほぼどうしようもなかった展開ですし、彼自身も自覚はあるんじゃないかなという気もします。
それでも、「もしかしたら」を思わずにいられなかった、というのか。
そんな感じの物思いだったのではないかな、と、私的には思うところです。
自分のせいではないけど、死人が出てしまったことに、ひどく後悔しているシドが好きです。彼の性分と優しさが滲み出ているようで、その背中に憧れすら抱いてしまいます。
サティアさんは、さすが商人ですね。
シドという優秀な護衛をただで手に入れたうえに、人のいいシドに恩まで感じさせる話術。いいですね。
誤字ではありませんが、読むテンポが乱れたので、ちょっとご報告。
『彼は』が重複してます。
彼はその子供を探すべく、彼は飛び出していったのだ。
彼はその子供を探すべく、飛び出していったのだ。
こっちで良いかと思います。
作者からの返信
やっちまったー! すみません…!
重複部分、手を入れました。ご指摘ありがとうございます…!
シド。
自分のせいではないかもしれないけれど、あの場で戦える人間として自分がいたから――と、そういう時にできなかったことを思ってしまう人間なのだろうな、という認識で、書いた側としては、います。
しょい込みすぎの感はありますが、けれど大なり小なり、そういうところに責任を感じてしまうのって、誰にでもあるんじゃないかなー…と思ってます。
サティア。
割と押しが強いというか、『自分はちょっとくらい強引に押していっても相手から悪くなんて思われない、大丈夫な側の人間だ』くらいの感覚は持ってそうな気がしています。自分に自信があるというか。
交渉事強い子だと思います。とはいえ、そうそう思い通りにいくことばかりでもないでしょうが…。
ともあれ、ご指摘・コメント、ありがとうございました!!
あれだけめちゃくちゃだったのに、犠牲者が一人で良かった……なんて思ってしまった私がちょっと恥ずかしいです。シドさんみたいな良い人に憧れます。
真面目な人が犠牲になってしまうのはとても切ないです。どうか、安らかに……
作者からの返信
コメントありがとうございます!
正味、真面目な普通のひとを犠牲にする展開は書いてて自分でもキツいし、ここどうにかしてもちょっとマシな展開にするべきでは…? というのはだいぶん悩んだところでした。結局、今の流れで書いてしまいましたが…。
実際のところ、シドがたまたま乗り合わせていた結果として甲板での被害はゼロに抑えられた訳で、十分以上のことはしているはずだろうと思うのです。
それでも、そのうえで、やはり手の届かないところというのはあった――と。そういう話なのだと思っています。