花純ちゃんのお母さんも、良いお母さんですね。身近にいる大人が頼れる存在だと、少年少女の精神は安定しますよね。
さて、どやどやと電車に乗り込んできた人たち。学園内にバンドがたくさんあるんですね。ぺっぺちゃんの口ぶりだと音楽性もそれぞれっぽい。人間関係もいろいろありそう。犯人はこの中にいる……?(ぜんぜんわからん)
なんにしても、銀島くんが味方についたら心強い気がします。
作者からの返信
本作は秀平と花純の二人が能動的に事件に関わっていくので、親との対話場面はちょっと力を入れました。保護下からの脱出、冒険的な。
この場面、ちょっと登場人物多かったかなーと反省していますが、僕の好きなアンソニー・ホロヴィッツさんの『その裁きは死』という作品ではコテコテのフーダニットということもあってかとにかく容疑者が出まくるんですよね。それを意識したというか、「フーダニットやるなら『その裁きは死』みたいなのがいいなぁ」という思いもあったのでこんな感じに。
これらの人たちが描く人間模様の中で犯人は見つかります。
細かなところもお見逃しなきよう!
前話の秀平くんのお母さんもですし、花純ちゃんのお母さんも素敵ですね。
それぞれのやり方で、自分の子供たちにちゃんと寄り添おうとしている感じがします。
そんな中、子供たちにだって自分の意思と考えはあって……。
花純ちゃん、だいぶ心が乱れているように見えるけど、ここからどうするのかな、大丈夫かな。
作者からの返信
親の庇護下から旅立つ、なんてところも何となく意識してみました。それぞれお母さんがそっと背中を押しています(秀平のところは結構引き留めてましたが……まぁ、秀平があんなだから仕方ない)。
子供たちも子供たちで前を向こうとしてますね。本作は前作より能動的に時間に関与していく分、こういうところを大事にしました。
花純ちゃん、それから秀平も、これからどうしていくのか、お楽しみに!