幻覚の中にあるリアリティ

主人公は幻覚に悩まされている様で、その世界は現実ではあり得ないようなことばかり。

しかしながら、実在の人物と実際の出来事、薬品名とその効能などが丁寧な描写で描かれており、幻覚ながらも読み手に妙なリアリティを与えている。

私は読んでいて夢野久作先生の【ドグラマグラ】を思い出したが、この作品は【ドグラマグラ】よりも読みやすく、現代人向けかもしれない。

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