烏丸千弦様
とうとう……
36人目の被害者が、出てしまった。
しかもそれは、よりによってジョニーにとって唯一無二の女性、ロザリー。
しかし、これこそがジョニーが求める至高の愛の形なのでしょうか。
凄惨なシーンなのに、どこか官能的でさえある描写に陶然となりました。
常人の考えが及びもしない狂気を突き抜けた別次元のエクスタシーが、そこにはあるのでしょうか……。
作者からの返信
ブロ子さん、こんばんは。
実は書いているとき、殺したあと我に返ったようにジョニーに泣き叫ばせようかと迷ったんですけど、考えてみてそれは違うなあって思ったんです。きっとジョニーには、いつかこのときがくるとわかってた。父親を知らないジョニーが仔犬を迎え、愛するロザリーと家族として幸せに過ごして……最後に、ジョニーにとって唯一の方法で「結ばれた」。
だからきっと、ジョニーは後悔でも興奮でもなく、あぁ、終わった……という感じで放心していたと思うのです。
いつも深く読み込んでくださって感激です。コメントをありがとうございました!
最後は、信じられないような目で、連行されていくジョニーを見詰めるロザリーのイメージが、何となくあったのですが………。
宵闇を後回しにと決断したからこその、このインパクト。
あと二話なんですね。
どういう結末になるのか、ドキドキしています。
作者からの返信
七倉さん、こんばんは。
ジョニーの正体を知って、連行されていくのをみつめる……それは、ひょっとしたら殺されるよりもつらく苦しいことかもしれません……。もちろん命あっての物種ですが。
文字数はかなり少なくなりますが、残りは三話です。短篇集のほうの、「誕生」篇が最後にくるほどのインパクトはないと自分では感じているのですが、物足りないなーと思われないことを祈ります(^^;
コメントをありがとうございました!
やっぱり、同じ展開なのですね?
ジョニーよ、赤いドレスは絶対に家に置くなと、自分から捨てるべきだった、、、それとも、いずれはその時が来るかもしれないと知っていた?
作者からの返信
フミヤさん、こんにちは。
はい、「誕生」篇を最初にと順番を変えた以外はなにも変わっていません。ストーリーは変えないまま、少し加筆しようかと思っていましたが、なにをどこに書き足すか思いつかなくって(^^;
ジョニーは、一緒にPB&Jを食べながら話したあのときから、このときがくるとわかっていたと思います。“自分にできる方法でせいいっぱい愛するよ”……ジョニーにとっては当然の帰結であったのかもしれません。
コメントをありがとうございました!
そうなの、ここです、ここ。
先に捕まっていたらロザリーは逝くことがなかった( ; ; )
全て悪いことの偶然が重なって罪を犯してしまったんですよね。
ああ、悲しすぎる……けれど、これが千弦さんワールドの真骨頂!
何が幸せなのか分からないですが、少なくてもジョニーにしたら愛を貫いたって思うのです。
作者からの返信
愛する人の手にかかって死ぬのと、愛する人が連続殺人犯として捕まるのを見るのどっちが不幸なのでしょう。少し考えて、捕まるのを見るのはショックだけど、生きていれば新しい人生をみつけられる……と思って、でもそんなふうに切り替えられるロザリーは厭だな、と感じました(^^; 自分だったら生きてるほうがいいかもだけど、お話としてはやっぱり殺されるほうが綺麗かな。。。フィクションなので云えることですが。