取り返しのつかない被害に金以外で補償できるものある?

 国や企業に対し個々の人間が被害補償を求める場合場合、圧倒的に個人の方が弱いので、団体を作って交渉することはよくあることです。


 特に被害者の数が多いとそうなるでしょう。


 ただ、ジャニーズ問題の場合、その団体が胡散臭いと過去の行いや発言をあげつらっての中傷がありました。


 イノッチが会見の時に、そういう誹謗中傷をやめてくださいって言った時には、よくぞ言ったと思っていましたが、結果として、残念ながら口だけでした。

 人によっては「犬笛」をふいたとみなされています。 

 要するに「やるなよ、やるなよ」は「やってくれ」の意味だと解釈されています。


 あくまで悪い方に解釈すればの話ですがね。


 前の記事でも書きましたが、国や企業対個人では個人の方が弱くなります。


 それを狙って口で言っていることとは裏腹に暗に中傷を推奨しているのではないか、と、自殺者出るまで被害者やその団体への中傷を放置してきた事務所では、疑われても仕方がないです。 


 団体の中には、ジャニーズを憎んでいながら離れられないのか、ずっと、その近くでいろいろな活動をしてきた方もいらっしゃるようです。

 どうも勇み足が過ぎるのか、3パーセントがどうのと発言を非難されていますが、補償活動においてもジャニーズの近くで何らかの関わり合いをもっていきたいという本音があるのですかね?


 最初に告発したカウアン氏もジャニー氏には感謝の気持ちもあると複雑な思いを吐露していますからね。

 それこそがグルーミングとやらのいったんかもしれませんが。


 つらつら書きましたが、金目当てって言い方はちょっとね……。


 殺人や後遺症の残る傷害や事故、あるいはレイプなど取り返しのつかない被害において、被害者が望むのって、実は時計の針を元に戻してってことなんだろうな。


 でもそれは不可能だし、だったら償う手段なんて金しかないからね。


 ジャニーズの件だけじゃなく、過去に著名人の暴力や性犯罪にあった被害者に対する中傷で、その「金目当て」みたいな言い方をよく目にしたので言いたかっただけです。


 

 

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