宝塚歌劇団の会見に既視感

 英語やフランス語のデジャブ(デジャヴ)とは見たこと(経験したこと)もないのに初めてじゃない感じがすること。


 日本語の既視感とはどこかで一度見たことがあるような気がすること。


 微妙に意味が違うのですが、この二つの言葉はよく混同して使われます。


 これが起こる原因として「記憶における類似性認知メカニズム」というのが働くからだと言われます。


 前回までさんざん、水俣病とジャニーズ問題の類似性を筆者があげてきたのもそのせいだったのかな?


 それにしても、11月14日の宝塚のいじめパワハラ自殺に対する調査結果報告お会見はひどかったですね。


 自殺者が出てもかたくなにいじめを認めない学校がしばしば問題になりますが、そっくりでした。


 あるいは、BBCでの放送直後、ジャニーズの性加害を「確認できない」と言って隠ぺいして幕引きを図ろうとしたのをほうふつとさせました。


 超過労働だけは認めたものの、「伝統」という美名に即したいじめやパワハラは一切認めず、隠ぺいとも思われるようなことをしでかしていたことが、後でボロボロ明るみに!


 都合の悪い話は一切採用せずにいじめを否定していたのですね。


 雑誌の記事で暴露されてましたが、加害者の上級生が被害者から無理やりヘアアイロンを取り上げて、それをおでこに当ててやけどさせたそうです。

 その目撃者の話は採用されず。

 怪我の様子をやりとりした本人と母親のLINEの会話も採用されず。


 作者は使ったことないから知らなかったけど、ヘアアイロンなんて他人にやらせるもんじゃないらしいです。

 それを無理やり取り上げるって怪我させる気満々としか見れないですよ。


 宝塚の「伝統」では、ヘアアイロンを取り上げて後輩女性の顔にやけどを負わすのが上級生の指導ですか?


 他人への傷害行為を「伝統」と呼ぶのが宝塚ですか?


 治療にあたったのも宝塚内部の人間、いくらでも隠蔽工作は可能ですね。


 だからこそ「証拠を出せるなら出してみやがれ」と言わんばかりの言い方で開き直って幕引きを図ろうとしたのでしょう。


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