被害者の会が分裂するのは不思議じゃない

 ジャニー喜多川の性加害(青少年に対するレイプ)の被害を名を挙げて告白した人が、SNSの誹謗中傷が原因で自殺しました。


 また、同じく芸能関係では宝塚歌劇団の団員が上級生のイジメ(傷害罪という方が妥当)や長時間労働によって自殺した件に関して、嘘、あるいはごまかしとしか言いようのない調査とその公表で、遺族や国民の怒りを買っています。


 メディア関連では一気にいろんな事件が起こっている感じで、それを取り上げたいのですが、前回の続きの水俣病関連にちなんだ切り口からお話を、まず終えたいのでそこからお話いたします。


 水俣病には方針の違いから数多くの被害者団体があり、あいにく作者もすべての団体を把握しきれていません。


 ここで言いたいのは、被害者が多数存在すると方針の違いから分裂しても不思議はないということです。


 以前、ジャニーズ問題の「被害者の会」から方針が違うということで抜けた人がいた時に、「ジャニオタSNS被害者中傷連合」の面々が鬼の首でも取ったように、歓喜の声を上げていました。


 加害行為が行われてから、それが明るみにされるまでに半世紀以上の期間があり、数百人もの被害者がいれば方針違っても当たり前でしょう!


 それだけのことを喜んでSNSでの攻撃に拍車をかけるとかバカですか。

 

 それから、水俣病でもそうだったけど、方針の違う被害者同士が批判し合うこともあります。


 今後ジャニーズ問題でもそれは起こりうる事態です。

 なので『被害者をSNSで中傷して自殺に追い込むジャニオタ殺人集団』、及び、一部の擁護著名人とそのシンパの皆様方には、それもあらかじめ言っておきます。


 それをまた、奥の首とったみたいに喜んで、バカさらす有様を見せられるのはご勘弁願いたいですからね。


 ジャニオタへの名づけと上品とは言えない感想、失礼いたしました。


『呪術廻戦』で主人公の虎杖悠仁が、怒りのあまり「ぶっ殺してやる」というセリフしか出てこなかったってシーンがあります。

 ほんとうに品のない汚い言葉しか出てこない気持ちになる状況ってあるのですね。

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