メディアのSMAP対応が少年たちを絶望に追いやった
記者会見以降、CM契約更新しないなどスポンサー各社が動きを見せるようになりましたが、メディア業界が無傷なのが気に入らないですね(個人の感想です)。
クローズアップ現代で業界の人間にインタビューをしたのはいいけど、元NHKの理事で現在ジャニーズの顧問をやっている人からの話は聞けていないそうです。
表に出て先日の東山氏らと同じように、会見で詰問を受けねばならぬ人間はメディア業界にまだまだいるということです。
被害にあった当時少年だった方々に、いやだったら逃げればよかった、などという人間が著名人やそのシンパにもいらっしゃいます。
そりゃ、逃げられるものなら逃げていたでしょう。
しかし、夢を人質にされ、彼らには、夢をあきらめて逃げるか、逃げないでジャニーの性虐待を受け入れるかの二択しかなかったのです。
第三の選択、夢をあきらめず新天地で頑張る、という選択がマスメディアのせいで絶たれていました。
その分かりやすい事例の一つが、テレ朝の「ミュージックステーション」のようにジャニーズ以外の男性アイドルを起用しないといった忖度でしょう。
そしてさらにわかりやすい例としては、SMAPに対するメディア業界の様々な「忖度」が挙げられます。
かつて、草彅剛、稲垣吾郎が警察に逮捕された時、テレビは「容疑者」と言わず、「メンバー」と言い続けました。
メディアのこの態度は、ジャニーズにいれば犯罪を犯しても公共の電波を扱うテレビでもそこまで気を使ってもらえるのだ、と、日本国民に衝撃と反感を与えました。
そして2016年、SMAPは解散し、草彅、稲垣、香取がジャニーズを退社。
その後、事務所の圧力か、業界の忖度か、2019年に公正取引員会が、彼らを出演させないのは独占禁止法に当たると警告されるまで、彼らが活躍できない状況が続きました。
ファンが声を上げて公正取引委員会が動いてくれたからよかったものの、あの元SMAPのメンバーですらそんな目にあったのですよ。
そんな目に合わせたのは誰か?
メディアとジャニーズ事務所でしょ。
関係のない一般人ならこの二つに不信感を持つだけで済むけど、芸能界で活躍することを夢見ている若い男性にとってはやはり恐怖を与えるものであったでしょう。
テレビ業界はSMAPに関する忖度でも、間接的にジャニー喜多川の性加害をサポートしてきたと言っても過言ではないのです。
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