チャラ男だよ~ん!

夕日ゆうや

ギャル子だよ~ん!

 おれぇは茶裸ちゃら楪羅男ちゃらおだよ~ん!

 え。俺に彼女?

 マジいる、メンゴメンゴ。

 おれぇの彼女、マジ激カワだから。

「なににやついているのよ? 楪羅男ちゃらお

「みんなに、脚留ぎゃるを紹介していたんだよ~ん!」

「マジ? まだメイクしていなんだけど?」

「ありゃ。おれぇも脚留子の気合いバッチリを見たいね」

「うそこけ。いつもすっぴんがいいって言うじゃない。女の子には禁句よ」

 おれぇは困ったように頬を掻く。

「ま、マジうちらの結びつき、サイコーだけどね」

「それな! マジ良縁だわ」

 おれぇはびっしと決める。

「ははは。なにそのポーズ。マジウケる!」

「かっこいいっしょ!」

「いやいや、変なだけだから」

「マズっすか。まあ、笑いのネタになるっしょ!」

「それな!」

 脚留子はおれぇのマネをしてポーズをとる。

「あははは。脚留子もマネしているっしょ!」

「ウケ狙いってやつ。うちも笑わせたい!」

 そう言って脚留子も、ポーズを決める。


「はい。録音終了」

「あー。疲れたね」

「うん。疲れた」

 おれたちは演技を終えて録音ブースから離れる。

「今度のアニメ、人気でるといいね」

「そうだね。宣伝、頑張らないと!」

 気合いをいれなおし、お昼休憩をとる。

 さて。続きを収録せねば!


 おれたちの戦いはこれからだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

チャラ男だよ~ん! 夕日ゆうや @PT03wing

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ