最終話、世界の創造

「ほ〜なるほど、それでお前は、神事に手を出しちゃったのか」


「はい、すみません」


生徒指導室に連れられた、安田は一対一で僕の話をただ頷きや相槌をしながら聞いてくれた、


「そっか、俺、てっきり、おまが神事にテストで負けたから殴ったのかと思ったよ」


そんなわけないだろ、安田、、、いや、それも絶対ないとは言えないか、


いつもなら、適当な相槌でも返してくるのに、翔が返してこない、そんな翔に安田はこういった


「そうだな、大人の立場から言わせてもらうと、今回のことは、お前が悪い」


そう、その通り、僕が悪い全部、何もかも、


「でも、お前は悪くない、」


安田は僕に『悪くないと』確かにそういった、


「だってそうだろ、どう考えたってあいつが悪いだろ、それは」


安田は僕の前で堂々とそういった、当たり前だといわんばかりの表情で、


そう僕にいった、その後少しだけ話した後、僕は6限のテスト返却だけは受けることにした、


「はい、翔」


僕の名前が呼ばれた、僕のテストが返される、


「頑張ったな」


僕に返す前に、担任が僕にそういった、それを言われ自分のテストを確認した、


合計点は、、、398点!


「あ、」


僕はここで、安田が言ったことがわかった、そっか、僕は51番だったのか、


僕は少し、ほんの少しだけ自信を持った、そして少しだけ気持ちが楽になった


「翔、」


一樹が翔に視線を向ける、


ごめんな、翔、神事がお前にあんなことやったのは、俺の、、


「何であんなことしたんだよ、神事、お前そんなことする奴じゃ」


教師の立ち会いのもと、俺は神事と話した、


神事は拳を握りしめていた、あまり言いたくなさそうな表情だった、


「だって、お前、、、最近俺たちじゃなくて、あいつばっかり」


こいつ!俺のせいか、確かに最近、翔としか、こいつらと、俺のせい、


その場は教師が、人の大切なものわ壊すのは悪いことと、当たり障りのないことを言って俺たちの説教は終わった


6限が終わり、翔が帰宅しようとした、


「なあ、翔」


翔が帰ろうとしたところで一樹が話しかける、あの時は気まずくて話しかけられなかった、でも今は、


「俺と少し話して帰ろうぜ」


翔は、かずきの気遣いを感じ取った、


「いいぜ、一樹、一緒に帰ろう」


僕たちは一緒に、校庭に出た、テストの結果を話しながら、笑いながら、すると、僕の目にまた、青い瞳の彼女が映り込んだ、僕は話すのをやめてその姿に見惚れた、


一樹は翔のその光景を見て、ニヤリと微笑んだ、


「何だ、翔お前、あの人のこと好きなのか?」


一樹は翔にそう言った、翔は少し顔を赤めかずきの方を向いた、


「まじかよ」


そうなのか、こいつ、このことをもっと突っ込みたいと思ったが、この話をすると本題が話せなくなると思い、やめた、


それから少し、本当に少しだけ間を空けて、一樹は話し始めた、少し怯えたようなそんな声で、


「すまん、翔、あいつがお前に、あんなことしたのは、俺が、あいつらとうまくできなかったら、お前に矛先が、すまん」


翔は一樹の言葉を聞き、かずきの方を向く、かずきが今度は空気に頼らず僕に言ってくれた、なら僕も、


「いや、一樹は悪くない、そもそも僕があの時もっと冷静だったら、最初に神事君がノートを撮った時すぐに反応していたら、それと、、、」


僕は、自分の口から出そうになった言葉をしまった、


翔が少し言いにくそうにしているのを見た一樹が話し出した、


「そうか、」


一樹は一言言った後に続けてこういった、


「翔、お前、小説書くのやめるなよ」


翔の心に残っていた、穴を一樹は埋めようとしてくれているのがわかった、


正直、今、あんまり書く気力がないのは確かだ、ほんのに少し、立った少しのことで、好きなものから離れていく気がする、今の僕のように、でも


「やめないよ、だって僕は小説書くの、好きだからね」


僕は笑いながらそういった、だって、嫌いだと思ったことはないからね


僕はそういうと一樹と別れた、


「ただいま」


僕が家に帰り、早く自室に向かった、そう、小説を書くためだ、


「おかえり、ちょっと!」


母が急ぐ僕を引き止める、僕は足をとめ『何?』と言い返す


「テスト、良かったんでしょ?」


僕の表情からか、どこからなのか、僕の機嫌がいいのは感じ取ったようだ


「まあね、はい、これ、それじゃ」


僕は母の前にテスト結果を放り投げて、自室に早く向かった


「はあ〜全く、」


母は少し、ため息をつきながら僕のテスト結果を見た


「あら、まあ〜、398!、まあ、頑張ったのね、翔」


母は少し嬉しそうに、秋刀魚を焼くのをやめまぐろを買いに出かけた、


その頃翔は、PCを開き、小説サイトを開き、近況ノート編集をクリックする、


「『皆さん、7日ぶりです、今日テストが終わり返却も終わりました、また小説のつつぎや新しいのを執筆していきます、よろしくお願いします』っと」


さて、また、世界を作る、僕だけの世界でひとつしかない、僕の世界を、創造して構築していく、


そう、何があっても、僕は、


『それでも僕は書きたいんだ』


そう、ここれで思うと僕は近況ノートに投稿をした、



ピコン!


「?は!、今日から、また楽しめるのね、」


青い瞳の彼女が、その近況ノートのハートを押す、



さて、次の世界は、やっぱり、異世界転生魔王ものだ!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

[それでも僕は書きたいんだ] 星乃 ガイト @gakusei191419

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ