信じることと正しいこと

古 散太

信じることと正しいこと

人は見たいものしか見ないし

見ようとはしない

人は聞きたいことしか聞かないし

聞こうとはしない

つまり

人は信じたいことしか信じないし

信じようともしない

それどころか

信じたくないものに対して

攻撃的になったり 高圧的になったり

無かったことにさえしてしまう

それは歴史的な事実でも証明されている


誰もが正しく 誰もが間違っている

自分の正しいは自分だけのものだと

理解していれば攻撃したりはしない

急に大きな声を出したり

マウントをとろうとする人は

自分が絶対正しいと考えているか

自分が間違っていることに気づいたとき

しかし誰にとっても正しいのは

その国の法律ぐらいなのだ


信じたくなければ信じなければいい

ただそれが正しいかどうかは別の話だ

もしかしたら自分が間違っているかもしれない

すこしでもそう考えることができれば

誰も不快になることはないし

自分も誰かも幸せを持続させることができるのだ

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信じることと正しいこと 古 散太 @santafull

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