第4話、僕の彼女「4」
昼食を食べてみんで会社に戻りいつも通り仕事をする、まあ僕の仕事は大体確認作業トップが確認をとるいわば形式的な作業、大抵は何度も確認されたものを最後に確認する感じ、聞くだけなら簡単かもしれない、しかしその確認の量がものすごいのだ、ぶっちゃけ確認しなくても大丈夫なのだが目を通しておかなければいけない、
「は〜しんどいな」
つい心の声が口に出てしまう、
「珍しいですね社長がそんなこと言うなんて」
そう、いつもならこんなに疲れをみせることはない、しかし今日は『ソラ』の切り抜きを見れなかったから昼の疲れが続いているのだ、
「グウウウ〜今日はいつもより疲れているんだ」
猫ぜでパソコンの資料と向かい合いながら仕事をしている、社会人の宿命と言える、あ〜なぜ自分は今こんなことをしているのだろう、とよくわからない考えが頭をよぎる、だんだんデスクワークもしんどくなってきた、
「社長お疲れのところ申し訳ないのですが、今日の仕事は資料の確認だけではありませんので」
「え!、まじ!」
本気で疲れていたのだろう、なかなかないくらいに飛び上がり、僕は彼女の目を見てもう一度聞き直した、
「まじ!今日?」
しかしどんなに信じてみても予定が変わることはないのだ
「はいまじです」
「え〜、なんて日だ!」
この時の僕は推しの切り抜きを見れなかったことでストレスがあったんだろう、
「ちなみに、その予定は?」
「現地の偵察ですね」
そうか、面倒だが行くしかないよな、今日は7時には帰れそうだな、
「よし、早めに目を通して、現地の奴らに挨拶して終わるとするかな」
「はい、頑張ってください社長」
僕はものすごい集中力で仕事を片付け、その足で現地に行き挨拶をして、今日の仕事を終わらせた、
「お疲れ様でした社長」
「あ、う、ん、お疲れ様、君もありがとうゆっくり休んでくれ」
脳をフル回転させてことによる反動で僕はもうフラフラだった、しかし社会人たるもの家に帰るまで倒れるわけにはいかないのだ、
僕はフラフラになりながらも電車に乗り家に向かって歩いて行った
「あ〜、なんだか今日は一段と疲れたような気がする、さて帰りの電車でやっと切り抜きを見れるな」
電車の中で彼女の入り抜きを見ることで僕の心は少しずつ癒され回復していくのだ、
そんなこんなで僕はついに家についた、しかし僕の仕事はここからが本番と言っていいほど大変なのだ、
「ガシャ、ただいま〜帰ったぞ〜」
家の鍵を開けて中に入る、そう僕には同棲している彼女がいるのだ!
「んにゃ?」
んにゃ?って猫か、動物なのか、こいつは、は〜、
「おーい、起きろ11時からだろ、そろそろ起きて準備したほうがいいんじゃないか?」
僕の最後の仕事、は同棲している彼女『空』をしっかり働かせることだ
「んにゃ?優君やっといて」
は〜、仕方ないな、PCだけは起動してやるか、と、その前に
「朝食の片付けしないとな、空はちゃんと食べてくれたかな?これは」
そこには綺麗な皿と飲み干されたスープのカップがあった、そうかちゃんと食べてくれたのか、
「?なんだ」
カップの下に紙が挟まっていた、
「これは!」
『優君ありがとう美味しかったです。』
おう、なんだ心に来るじゃないか、まあ嬉しいからいいかな、
「さてとりあえず、いい加減起こさないとな」
皿とカップを洗ってもう一度空を起こしに行く、
「いい加減起きろまたサボったら今度こそ燃え尽きるかもだぞ!」
僕は少し強めの口調で空に行った、彼女のトラウマはかなりのものそこを僕はついたのだ、あんな経験はもう二度としたくないだろう、笑
今となっては笑い話だが、
「いやだ、もうあんなのは嫌、怖い」
恐怖のあまりさらに布団にくるまってしまった、
「あ!、おい、こらほんとにまたサボるつもりか、お前楽しいんだろこの仕事」
彼女のあの仕事中の笑顔、あれは心の底からの本心からくるそれだ、楽しいことを仕事として頑張っている彼女は美しいと心の底から思う、
「優君が空を怖がらせたからもう無理、そんなにやって欲しいなら、キスして起こして」
、、、、、おう、まさかの逆に男からですか!
ラブコメでよくある、幼馴染が朝起こしに来て、起きて欲しいならキスして起こしてくれというあの定番のやつ、こいつ、、、
「本当にするぞ」
「やれるならね」
僕はそんじょそこらのラブコメの主人公とは違うぞ、こんなことで狼狽えはしない、みよ数々のラブコメを網羅した僕のテクを
ゆくりと僕は彼女の顔へと近づく、テクニックとかは関係ない、そんものを考えるからラブコメは最後までなかなか行かないんだ。まあ僕もほんとにするつもりはないけど、
この時ある程度まで顔を近づけると目が合うその時に物おじさえしずに見つめているだけで、僕の勝ちだ!
「フン、チュ」
「な!」
この時時間が止まった、ほんのわずかだが確かに一瞬時間が止まった、あわよくばこのまま時が止まっていて欲しいと心の底から願うような、甘い時間のキス
しかしそのキスは、時間にしてわずか2秒ほど、相対性理論により僕の感じた時間の約5分の1ほどのわずかな時間だけだった、
「お前!」
僕が驚いて顔を上げると彼女は笑っていた、奥の反応を見て面白かったのだろおか、彼女はどちらかと言うと夜型の人間だ、夜に一度スイッチが入ると彼女は完全に仕事モードになる、
「フン、優君可愛いな、だって優君にキスする勇気があるなんて思えないしね、だから、私からしてあげたよ。」
彼女のその言葉で、僕はシャットダウンした、再起動まで3秒ほどかかった、
「ク、もう、早く準備してこい」
「は〜い、わかりました、彼氏くん」
そういて彼女は自分の部屋に行って、仕事の準備をしに行く
「はー、はー、はー、クソー、まじかよ」
今僕の顔赤くなってるよな、クソーまじかよ〜
僕はその場で腰を下ろして座り込んだ、一方キスした本人は、
「あ〜、はずいよ〜、しちゃったよ、しちゃったよ、だってこれで二回目だもん前回と同じにはしたくなかったんだもん、は〜、よし切り替えないと」
[僕が大好きな僕の彼女に僕は貢ぎたい、] 星乃 ガイト @gakusei191419
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