あとがき

 皆様、初めまして 酢みれ と申します。これからもこういった性癖全開の作品を執筆して参りますので、今後ともよろしくお願いします。

 さて、こちらの『七月の慟哭』ですが、私の文章力の都合上、解説せざるを得ない部分について書かせていただきます。又、裏設定なども紹介します。

 それではまず最初に十六頁上段五行目の「…………」についてですが、こちらは石寺 蛍の台詞となっております。この時彼女は円香のパ●コを使って間接キスをしています。乙女でかわいいですね。はい。

 ついでに言いますが、石寺 蛍はいわゆる『微笑みうつ』の状態でした。

 次に例の告白シーンの台詞が丸ごと空白になっている部分ですが、この部分に当てはまる台詞はもう既にどっかで出ております。某呪いを廻るアレの0巻に似ていますが気のせいです。はい。

 お次は円香の服装についてですが、彼女はセーラー服かジャージしか着てません。逃避行の間もずっと制服のセーラー服でした。ちなみに、円香ちゃんはクソデカリボンを装備しています。かわいいですね。私の趣味です。

 キャラクターの髪型とかは皆さんのご想像にお任せします。ただし、円香はまな板です。もう一度言います。円香はまな板。

 あと、お気づきの方も多いかと思われますが、蛍が円香を気絶させるのに使ったのは、コンビニのとこで出てたスタンガンです。

 ちなみに、ほたまどが訪れた場所の元ネタはほぼ全て、自殺の名所です。具体例を挙げますと、イチャイチャ滝と道中のダム、蛍が身投げした海岸ぐらいですかね。元ネタの場所同士は割と離れていますが、この作品の世界は現実世界とは異なるのであしからず。所詮フィクションですからね。

 又、この作品には割と草花の名前などが仕込まれているので、固有名詞の類と花言葉などは要チェックです。多分。

 もうぶっちゃけこれ以上解説するのが面倒くさいんで裏設定いきますね。

 それでは裏設定その壱『実は、円香の従兄弟は彼女に片想いしている』

 ヒュ〜甘酸っぱい!ちょっとだけ出てきた円香の従兄弟ですね。彼は…便宜上『たかし君』とでも呼びましょうか。そのたかし君はですね、シンプルに従姉妹の円香ちゃんに禁断の恋煩いをしていましてね、引っ越してからもずっと悶々としていたわけですよ…そこでェ!『円香ちゃんが行方不明になった!』って連絡が来るわけですわ!ドキドキハラハラでもう大変だねェ!

 そして色々あって円香ちゃんが無事見つかったんで、お見舞いに行こうとするわけですわ。でも彼は童貞チキン野郎なんで躊躇します。

 それで「んん〜どうしようかな…キモって言われたらしんぢゃう」って迷ってるうちに円香ちゃんは蛍の自宅で練炭自殺しちゃったね。はははっ。

 ようやっと決心ついて原山宅を訪問するとね、鍵空いてるし、家の中もやけに片付いていてねェ…「なんか変だなぁ〜」って考えながら家の中を見てまわるうちに、彼は見つけてしまうんだわ……『原山 円香の遺書』を…ね。

 いっやぁ〜お気の毒にねェ〜!ッッとここで裏設定その弐『実は、たかし君が勇気を出してさっさとお見舞いに行ってれば、運命を捻じ曲げて円香の自殺を防げただけでなく、なんやかんやあってそのまま恋人になれた』

 君の世界の観測者たる私が言うんだから間違いないぞ…少年。

 全くホントにお気の毒だねェ〜!円香を救えたのは世界でたった一人、君だけだったんだよ? 君なら救えたんだよ? あ〜あ、君が弱かったせいで円香ちゃんは死んでしまいました。君の愛する円香ちゃんは死んでしまいました。どう? 辛い? そっかそっか…辛いよね…でも円香ちゃんはもっと辛かったよ? あ〜でも円香ちゃんを殺したのは君じゃないから。そう簡単に罪という名の逃げ道をもらえると思うなよ? 逃げるな。一生後悔してろ。

 うんうん。まぁドンマイ!二周目があったらもっと頑張ろうネ。まぁそんなIFストーリーを書く気は一切ないからもう無理だけど。はははっ!

………こほん。少々荒ぶっておりましたが、素面の私はもう少しマトモな人間ですのでご安心ください。深夜テンションって怖いね。以上裏設定でした。

 それでは改めてまして、此度はこの作品を読んでくださり、誠にありがとうございました。今作は自分の書きたいモノを自由に書き殴った自慰行為同然の作品で、キャラクターに厚みがなく、ただただつまらないモノになってしまったので、次回作はキャラクターの心情を読者に伝播させ、メンタルをブッ壊してしまうような作品にできるよう努力します。

 ぜひぜひ、これから応援よろしくお願いします。


【オマケ】タイトルの『七月の慟哭』は、情景描写でやたら挿入された蝉の鳴き声と、例の従兄弟君の慟哭を表現しています。

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七月の慟哭 酢みれ @S-30

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