君と近づくと、僧は立ち止まった。

 見えぬ目でしばし君を窺う。


「自ら死地へ向かわれるか。ならば祝福と、死した時に成仏できる事を祈らせていただきたい」

 そう言うや、僧は鈴を鳴らしながら陰気な声でぶつぶつと唱えだした。何かの祈祷ではあるのだろうが‥‥。


・これが終わるまで待つなら――

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663100842819


・怪しい罠だと思うなら、剣で斬りかかる事もできる。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663101066465

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