第2話 レコードからテープへ

 前回、小学校の放送委員の話を書きましたが、中学校でも少し放送委員をやった覚えがあります。

 しかし、まだ中学校でも放送音源はレコードだったと思います。

 中学校になるとさすがにシティポップを掛けるようになってきて、お昼の給食時間の放送に山下達郎などの曲が流れていた覚えがあります。


 放送委員が、給食時間に先生のリクエストを選ぶコーナーなどがあり、曲の紹介を本人がして掛けて、ビートルズやマドンナの曲、シカゴとかいろいろあって、今から考えるとかなりハッチャケた中学校だったと思います。


 小学校の時に放送室には、オープンリールのテープレコーダープレーヤーがありました。


 オープンリールはソフト自体がないのでほとんど使い道がありません。


 オープンリールのテープは、昔のテレビドラマの「スパイ大作戦」で見ると出て来ます。あれは自動的に消滅するので火を噴く仕様です。(トムクルーズの「ミッションインポシブル」は昔はスパイ大作戦というテレビドラマでした。)


 小学校から、カセットテープが普及しはじめます。

 ラジオと一緒になった「ラジオカセットテーププレーヤー」でそれが「ラジカセ」の語源です。初期は録音機能があるものないものがありました。


 わが家のラジカセには、最初は父親がどこからか買ってきた、演歌を聴いていた覚えがあります。

 「親父の海」という曲だっでしょうか。昔の歌謡曲は、セリフが入るものがあり、たしか子どもの声でセリフが入っていたと思います。


 カセットテープが普及するとカーオーディオにカセットテープレコーダーが搭載されきた覚えがあります。

 今のコンパクトカセットテープの前はハチトラのデカいカセットテープレコーダーがありましたが、実物は、田舎のおじいちゃんの軽トラックに、カーオーディオでハチトラのプレーヤーがありました。


 なにせ弁当箱くらいのサイズのテープなので、演歌集でしたでしょうか。ダンボールに入って車に置いてあり、はっきり言えば農作業の邪魔なような気がしましたが(笑)


 さらに農作業で駐車して、暑さでテープのケースが変形したり、磁気テープなので再生出来なくなったりトラブル続きだったようです。


 カセットテープが普及すると、アイドル曲もカセットテープで販売されるようになってきて1980年代はレコードとテープ両方だったと思います。


 ただその期間はそれほど長く無かったようですぐにCDが普及してきます。


 映像を収録した「レーザーディスク」は友だちの家で映画を見ました。その家は教会だったのでそういう娯楽機器があったと思います。

 レーザーディスクはLP盤のような巨大サイズですが、CDになると12センチなので映像は収録できないので音楽専門です。


 出始めの頃は、「やっぱりレコードが良い」というオーディオファンがいて、CDは気に入らない、と言っていた友だちもいました。


 レコードは現在もまだ根強いファンがいて、新潟市中央区の西堀通地下街にレコード専門店があって賑わっているそうです。

 また新潟市内のハードオフには、不要として放出されたレコードがたくさんあるテンポがあって、いまもマニアの宝探しになっています。


 カセットテープは録音機能があったため、テレビやラジオの音楽番組を録音して、自分で楽しむということが流行りました。


 「ザ・ベストテン」「夜のヒットスタジオ」などの音楽番組を録音するのですが、「早く勉強しなさい!」というお母さんの声が入ってしまうのがお約束です。後にテレビやラジオにイヤホンジャックがついている機種が出始めて、そこからテープに録音するのですが、番組が押したりするとフェイドアウトしてCMになってしまったりて、学校の放送委員の実用に耐えるものではありませんでした

 

 ですから学校放送で音楽は、カセットよりも直接レコードを流した方が良いんじゃないかと、いうことになり、中学時代まで、ずっとレコードだったような覚えがあります。


 CDが本格的に普及してきたのは高校生くらいでした。

 妹はカセットのWALKMANを持っていましたが、私はCDウォークマンを買ってもらいましたが、単3電池なのでしょっちゅう電池がなくなるので、電源を入れて聞いている(携帯の意味がないw)そして充電池で聞くようになりました。

 CDの出始めのころの話題は、またあとで……

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