四方山話
あとがき
柊乃巫女止銀之聖者〜追放聖女のぼっち暮らし〜
完結しました。
この作品のアイデアが初めてノートに書かれたのは、2022年12月11日のこと。タイトルが決まってのは2023年1月6日でした。
それから書き始めて早十ヶ月。
ずいぶんゆっくりでしたが、完結まで辿り着けました。
実は9月に投稿を始めた時にはモチベーションがなくなりかけていて、「投稿して予定で追いかければ書けるかな?」くらいな気分で公開を始めました。
そして投稿をしていく中で応援などをいただき、それから思ったよりも筆が進みました。
我ながら驚いております。
ここまで書けたのは、応援いただいた方々、読んでいただいた皆さんのおかげだと思います。
ありがとうございました。
本作は、私が前々から書いている小説があまりにも長すぎ飽きてきた中で、他の作品を一つ「完結まで書いてみること」を目標に始めたものです。
何事につけてもとにかく最後までやり遂げることが苦手な性分で、それを変えていく練習の一つとして着手しました。
ですから、完結させること以外の、面白さとかプロットの出来とかその他諸々は考えずに始めました。
書いていく中で自然と出てきたものを継ぎ接ぎで書き上げた。そんな作品です。
そんな中でも主人公フュリスの力は、かなり早い時点で決まったものです。
「元気玉みたいにみんなの力を合わせてーなのはよくあるから、アイデア出しの常套手段で、逆にしてみよう。つまり、人間関係の数に反比例する力で、最後はぼっちになって1÷0(の近似値)≒無限ぢからでどんな相手でもワンパンだ」
昨年12月時点で決まっていたことは、こんな感じでした。
それからあれこれ話をまとめて大雑把なストーリーが決まったのが1月。主人公の能力の時点で捻ってあったので、他は極力ありがちな感じでまとめる方向で考えました。
「そういえば1話は掴みだから主要キャラは全員出しとけってTwitterで見かけたっけ」と言いながら書いたのが第一話です。後からキャラが増えましたけど。
この辺で「ライトノベル1冊が10万字くらいだから、それを枠にしよう。長くすると終わらせられないから」という縛りが加わりました。各章各話のタイトルと、五章25話構成がここで決定。
そして、ちまちまと書き進め、大筋は崩さないように振って湧いたイメージを付け足し差し引きしながら完結したら131121文字どうしてこうなったorz
これでも最終話にする予定の話を丸々1話削ったんですけどね。
文字数を枠に収める技術というのは学生の頃から苦手でしたが、かなり難しいもののように思えます。
ただ、削って悩むと筆が止まりそうだったので、完結させることを優先して書き上げました。
最後の方は応援やコメントをいただいた勢いで一気に書き上げることができて、自分でも少し驚いているところです。
そんな感じで、きちんと完結させた自作の小説、第一号です。
その他諸々の創作物を含めて数えても、今まで自分で「これで出来上がりだ」と言えるほど完成させた作品はほとんどありません。
何かを完成させやり遂げることへの抵抗は子供の頃からのもので、本当に乗り越えられずに苦しめられてきたものでした。
今作で一度それを超えたことは、山の高さを少し低くしてくれたように思います。
それを支えてくださった皆様、環境を整えてくださったカクヨム様に、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ではでは
追記
しばらくしたら全体を読み直して気になったところを修正したものを、小説家になろう様の方で公開しようと思っています。基本的にミスの手直しだけの予定で、どの程度変わるかはわかりません。
こちらで公開してあるものは大きな誤字脱字や致命的な描写の誤りを見つけたり指摘があったりしたら手直しする程度で、内容は変えません。
よろしくお願いします。
追記その2
何か思いついたら、四方山話で書くかもしれません。
設定とかはあまり細かく作っていませんが枠に収めるために説明を最小限にしたところもあります。
もし「ここはどうなってるの?」的なところがありましたら、コメントしていただければ(考えてなければ慌てて考えて)書きたいと思います。
柊乃巫女止銀之聖者 (ひいらぎのみことぎんのせいじゃ)〜追放聖女のぼっち暮らし〜 九 @9th_someone_ss
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