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―幻影夢々中伝(げんえいむむちゅうでん)―統合失調症と発達障害を患った青年が一冊の本を読み、芸術に目覚めたが芸術の作り方がわからなくて大学に行き、勉強し、芸術家になるまで

―幻影夢々中伝(げんえいむむちゅうでん)―統合失調症と発達障害を患った青年が一冊の本を読み、芸術に目覚めたが芸術の作り方がわからなくて大学に行き、勉強し、芸術家になるまで

澄ノ字 蒼

おすすめレビュー

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★★★
★18
6人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • ニャルさま
    2523件の
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    ★★★ Excellent!!!

    芸術も青春も、そして障害も病気も、すべて飲み込んで

    イジメを契機として発症した統合失調症、学校になじめないきっかけであった発達障害。
    主人公の蒼は二つのハンディキャップに悩みながらも、その悩みこそが芸術を生み出す原動力となることを知る。そして、やがてその芸術によって生かされ、自身の存在価値を知ることに。

    作者自身がつらい過去に向き合い、前向きさを得るような展開に、読者も勇気を貰えるだろう。人が生きることは決して美しくも心地よくもない。だが、それこそが強烈な芸術を生むのである。
    ひたむきに、真摯に、それでいて迷いながらも芸術に向き合う蒼の姿から、本当の芸術とは何か、芸術家になるとはどういうことなのかを模索する青春小説の快作。

    • 2023年12月1日 15:50