第10話 体育際の結果+なんか見たことある光景
なんだかんだあって普通に体育際は終了した。ちなみに私のクラスは今までの練習がきつすぎたせいか、筋肉痛を訴える人が数多くおり、惨敗という形で幕を下ろした。
「まぁ、こんなことだろうと思ったよ。」
『冬子ちゃんの活躍は、このわしが目に焼き付けておるぞ!』
『ええ、素敵だったわぁ。あの人一人を殺したかのような私達に向ける殺気。びびっときたわ』
『おお!分かっておるな童子よ』
盛り上がりの内容が気持ち悪いわ。
横で五月蠅い二人にかまわず、せっせと片付けの手伝いをする。
明日からは体育際前の感じに戻るのか。
あの地獄の練習をしなくていいなんて最高だな。
「ああ、そうだ!俺のクラス全員しゅうごぉぉぉぉぉぉぉ」
『はっ先ほどまでの怪異が戻ってきたのか!?』
じじい。何度も言うがあれは私の先生だ
とんでもない雄叫びに全員が集合する。
「すっかり言うのを忘れていたが、今度から中間テストがあって、その後には霊力大会がある。この霊力大会の優勝者は学食が一年タダになる!!!!!みんな!死ぬきで練習するぞぉぉぉぉぉぉ」
日常というのは軽々と脳筋に壊されることを、この日の私は悟ったのだった。
別に強くなくてもかまいません。 片栗粉 @andoroido2123tukareta
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