学校の七不思議といえば王道中の王道。本作はそんなど真ん中を避けることなく正々堂々正面から描く。個性豊かな主要キャラはもちろんのこと、七不思議サイドのキャラがとてもキャッチーで読んでて飽きなかった。トイレの花子さん、落武者、動く金次郎像など、さんざん描かれ尽くされてるはずのテーマを新鮮にアレンジできるのは作者の手腕に他ならない。