フォッサマグナ
ウッチー
第1話「創作的無意識」
谷底に真っしぐら。何が!?
俺の希望が…。
その日、俺はある異世界ファンタジー小説を読みふけっていた。
その物語を読んでいると、まるで自分もその物語の住人になった気分になる。
そんな俺だが、現実も現実としてしっかり見つめているつもりだ。つまり、
「フィクション」はあくまでも「フィクション」で、「現実」はあくまで「現実」なのだと。
しかし、物語を書くときは別だ。そう、俺は異世界ファンタジーを読んでいるうちに、徐々に「自分もこんな物語を書いてみたい」という気持ちを強くし、自分でも小説を書き始めたのだ。
そして、物語を書いているときに気づいたのは、「小説」には、自分の「価値観」、「考え方」、「経験」が色濃くにじみ出てくるということだ。
だから、「物語」は「現実」で、「現実」は「物語」、だともいえる。
そして、「物語」の中には、「「現実」を打開するために」必要な「真実らしき何か」、が含まれているという発見もした。
そして、表現をし続けている限り、現実の現在進行形の内実が表現にリアルタイムに活写され続けている、ということにも気づいたのだ。
しかし、俺はある日、自作創作的異世界の中に
——
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