『オータム・リーヴス―枯葉。去りゆく女―』

小田舵木

『オータム・リーブス―枯葉。去りゆく女―』

 四季は何処かに消えたと言うけど。きちんと秋はやってきた。

 僕は落ち葉りしきる道を歩みながら思う。

 耳にはイヤホン。スマホの音楽プレイヤーはビル・エヴァンスの『オータム・リーヴス』。印象的なピアノの畳み掛けから早めのメロディが展開していく。

 この曲の原曲はスローなバラードだ。だがビル・エヴァンスはこのように弾きこなした。

 早々と秋が展開していくかのようなメロディ。


 僕は秋が来なければ良いと思っていた。だって。彼女の命は秋と共に散りゆく運命にあるのだから。

 秋の落ち葉、枯れ葉が掃きはらわれる頃には彼女の身体もこの世界から消えてゆく。

 

                   ◆


 彼女は病室のベットに横たわっている。僕は彼女の側に近づくけど。反応はない。

「今日も見舞いに来たけど…起きてるはずないよな」僕はつぶやく。

 彼女は白い顔を天井に向けてゆっくりと眠っている。口には人工呼吸器。

 彼女は先天的な病に侵されていた。

 心臓の心筋の機能が徐々に侵されていく病気。ゆっくりと死に向かいゆく病気。


 僕はベットのかたわらの椅子に腰掛けて。彼女の寝顔を見守る。

 小さい頃から飽きるほどみた顔。だけど、近い内に僕はこの顔を見れなくなる。そして時間が彼女の記憶を彫琢ちょうたくし、記憶の底から消してしまうだろう。

 

                   ◆


 僕は病室を後にする。あまり長く居座っても出来る事はありはしない。

 それにバイトもあるしね。

 帰り道も落ち葉に彩られている。赤いそれは灰色の空と好対照を成す。暗色の中の暖色はよく目立つのだ。

 

「何だよ。元気ないなあ。落合おちあいくん」バイト先の年上の先輩は言う。

「ま、秋はアンニュイな気分になりますから」僕は気のない返事。

「せっかく私とシフト被ったってのに」彼女は笑顔でそう言ってくるが。

「お世話かけますわ」なんて社交辞令みたいな返事をするので精一杯。

「…気にかかることがあるみたいだね?」彼女は鋭く聞いてくる。

「んまあ。僕にだって心配事はありますから」

「ちょっと言ってみなさいよ。おねーさんが聞いてあげよう」

「…話的に重いし、複雑だから」僕は馬鹿正直に言ってしまう。

「なんだい?ここの人妻パートにでも手を出したかい?」彼女はいたずらっ気のある顔で言う。

「まさか。僕はモテないし」

「そうかなあ。君は年上的に放っとけない顔をしてるんだよ?ベビーフェイスって言うのかな、それとも母性本能をくすぐる顔をしてるっていうのかな」

「コレ、コンプレックスなんすよ?よく未成年に間違われる」僕は顔を指差しながら言う。

「今の内は苦労するかもだけど。歳を取ってからも若々しくいれるかもよ?」

「未来の事なんて…」僕は言い淀む。未来なんて。来なければ良い。落ち葉が散りきらなければ良い。

「想像出来ないか」彼女は言う。優しげな顔で。

「ええ。想像しても見当違いな方向にばっか想像力が逞しくなる」

「バラ色の未来を描いちゃう?」

「違います。悲観的な想像ばかりしてしまう」悲観的な想像。病室の彼女が死ぬ未来。これは…想像ではないかも。彼女は近い将来に死ぬのだ。

「若者の癖に」

「若いからこそ思い悩む」

「それはそうだ」

 

                   ◆


 秋の夜長よなが。僕は時間を持て余す。

 時間潰しに本を読むが、さっぱり内容が入ってこない。

 だって油断していると、病室の彼女の顔が思い浮かんでくるから。

 彼女―美葉みよは。僕の大切な幼馴染だった。たった一人の幼馴染。小中高大と一緒に過ごしてきた幼馴染。

 彼女の病が牙を剥き始めたのは大学生になってから。奇跡的に一緒に地元の国立大に進んだ僕たちは去年まではお気楽に過ごしていたのに。

 彼女は去年の秋に倒れ。そのまま入院生活を送っていた。余命の宣告をされたのは最近。夏の日差しが暑い頃。医者は言った。美葉の心臓の心筋は機能が停止しつつあると。

 僕は唖然あぜんとその宣告を聴くしかなかった。どうしようもない。

 その後…彼女は意識を保つ事が難しくなり。ずっとベットで眠りながら死を待っている。

 

 僕は美葉の病室からよく中庭を眺める。

 まるでO・ヘンリーの短編みたいだが。そこには希望もクソもない。

 落ち行く葉が彼女の命を象徴している。

 

                  ◆


 

 僕とバイト先の先輩―木本きもとさん―は

 僕と先輩は仕事の帰りにみに行き。そのまま持ち帰られてしまったのだ。

「…落合くん。君、私とのセックス楽しくなかった?」枕に沈み込む彼女は言う。

「いえ。気持ち良かったですが」僕は言う。ちゃんと射精はしたのだ。

「嘘が下手だなあ。君は。正常位の時に目が明後日の方いてたよ」

「…いやあ。他の事を考えてまして」

「セックスする時くらいは私に夢中になってよ」そう言う彼女の声は湿っぽい。

「僕ね。幼馴染が居るんですよ」

「ほほう?彼女に対して気がとがめると?」彼女は探るように言う。

「気が咎める…って言うのかな?彼女はあくまで幼馴染でして。深い関係にはない」

「んじゃあ。何がいけないんだろ?私は君を捕まえたいんだけど」

「彼女はね。近い内に亡くなるんです」僕はピロートークに相応しくない話を始めてしまう。木本さんに甘えてしまっている。

「…そいつはヘビィな話だ」

「僕はね。最近、ずっと彼女の病室に行って…何も出来ない。彼女の心臓が止まりゆくのを眺めていることしか出来ない。それが辛くて」

「…しょうがないだろ。君は医者でも神でもない。ただの人だ」

「でも。僕は彼女にずいぶん助けられて生きてきた」

「立派なだったんだね」

「面倒見の良いやつです。僕が今の大学に進めているのは彼女のお陰」

「…あーあ。せっかく君を食べちゃったのに。心は持っていけそうにないな。セックスすれば一発だと思ったんだけど」彼女は悔しそうな声で言う。

「ごめんなさい。一時の性欲に押し流されてしまった」

「私のこと…好きじゃない?」彼女は僕の目を見ながら言う。

「好き…だと思います。僕だって好きじゃない女を抱くほど節操がない訳ではない」

「んじゃあ。君が幼馴染の娘への気持ちを整理するまで待ってあげよう…ちと残酷な気もするけど」

「…整理出来れば良いんですが」

「人は。死にゆくものだよ、落合くん。それが遅いか早いかの問題さ」

「そうやって合理的に割り切れる程に僕は賢くない…でも木本さんを抱いてしまった…」今さらながら自己嫌悪。

「そういう風になる気持ちは分かるが。起きてしまった事は取り返しがつかない」

「…善処します」

 

                 ◆

 

 はらりはらりと舞う落ち葉。木々に残るモノは数少ない。

 ビル・エヴァンスの『オータム・リーヴス』みたいに駆け足で落ち葉は舞っていく。

 僕は木本さんとセックスしてしまった後、初めて美葉の病室に行く。

 脚がいつもみたいに進まない。気の咎めが脚を封じる。

 だけど。彼女が死にゆく姿を僕は見届けなければいけない。たった一人の幼馴染だから。

 

 彼女はいつもみたいに多くの機器に囲まれて眠っている。

 僕は機器をかき分け、ベットの傍らの椅子に腰掛ける。

 彼女の顔はいよいよ精気がなくなっていて。白い顔はもう、赤みをさしていない。

 僕はその様を見て―何も思えない。ここ一年、彼女が死にゆっくりと向かいゆくのを眺めてしまっているから、慣れてきてしまったのだ。

 最初の方は白い顔をみる度にショックを受けた。棺桶に収まる彼女を想像してしまったのだ。

 だけど今は。それがリアルに近づいている。

 彼女は死ぬ。ほど近く。一年前にはキャンパスで一緒に笑っていたのに。

 僕は彼女の短い人生を思う。その思い出には必ず僕が居て。

 ああ。共に過ごした20年。それが落ち葉と共に消えゆくのか。

 もう、クリスマスを一緒に迎える事がないのか。

 

                 ◆


 僕は木本さんとデートをしている。

 こんな事をしている場合じゃないが、彼女に強引に誘われてしまったのだ。

 今は車内。彼女が運転する車。向かうはアウトレットモール。

「気分転換は必要だぜ?落合くん」ハンドルをさばく彼女は言う。

「無理やり連れてきた理由はそれですか」

「私はね。君が好きなんだ。何かしら行動しとかなきゃ別の女にさらわれちまう」

「大丈夫です。僕は木本さんと美葉みよ以外は女性と付き合いがない」

「それでも安心は出来ない…っていうか最大の懸案事項がすぐ側にいる」

「美葉ですか?彼女は死ぬんですよ?もう時間は残されていない」

「人は死に向かっても。なお生者を捉える事がある」彼女はウィンカーを出しながら言う。

「まるで。経験してきたかのようだ」

「実際。私も経験があるのさ。私の場合は父親が亡くなっててね。母親がそれを延々引きずっている…まるで生きた亡者さ。リビング・デット。彼女は死んだ父親に支配されながら生きている」

「僕の将来もそうなると?」

「ああ。その調子だと。私に見向きもしないで。抱けない女に夢中になるだろう」

「…厳しい物言いだ」

「悪いね。私は隠し立てするのが得意じゃないし、現実主義だ」

「女は現実主義者。男は非現実主義者…ないものに囚われるのは男の性です」

「安易なセクシャル論は関心しない」

「単純な言葉で片付けたい。じゃないと考えこんでしまう」

「…考え込むくらいなら。私を抱くと良い。少しの間なら忘れさせてあげれる」

「なんでもセックスで解決するのは感心しない」

「私には。今の君を押し止める方法がそれしかないんだよ」

「…申し訳ない」僕は謝る。

「いいんだよ。私が好きでやってる事さ」

 

 僕らはこの後、アウトレットモールで買い物をし。

 その後でホテルに行ってしまった。彼女の勢いに流されてしまったのだ。

 ああ。ますます美葉の病室に行きにくくなる。

  

                  ◆


 美葉の死は着実に近づいてきた。

 彼女の心臓はゆっくりと動きを緩め始めている。

 彼女のベット脇に置かれた心電計の音の間隔が広くなりつつある。

「ピッ……ピッ……ピッ……」

 僕はその音を聴きながら複雑な思いに囚われる。

 彼女はもうすぐ死ぬ。そしたら木本さんともスッキリと付き合える…なんて考えるだけで恐ろしい考え。

 僕は残酷になりつつある。現実は彼女を置き去りにして回っている。僕を含め。

 本来なら。僕は綺麗な身でこの場に居なきゃいけないのに。

 

 僕と美葉は―不思議と男女の仲にならなかった。それは幼い頃から一緒に居過ぎたからだろう。まるで家族みたいなモノなのだ。性的には彼女に興奮しない。

 でも。彼女を恋うる気持ちがあるのも事実だ。じゃなきゃこんなに病室に通い詰めやしない。

 僕は狡い男…と言うより性欲に引きずり回される男だ。木本さんを笑う事は出来ない。

 

 窓を眺めれば、かえでの樹があり。その葉は赤く染まり。ハラハラと舞い散る。

 もうすぐ。その樹からは葉がなくなるだろう。

 僕はそれを今は複雑な気分で見送る。なくなれば良いという思いと、どうかなくならないでくれという思い。

  

                  ◆



 僕と木本さんはバーに居る。仕事帰り。捕まってしまったのだ。

「相変わらずのアンニュイさ。君はまだまだ沈んでいる」彼女はマティーニを飲みながら言う。

「そりゃあ。幼馴染が死にゆく姿を見守っているから」

「君も律儀と言うか。しつこい男だ」

「そう言わないでくださいよ」

「悪い。意地悪な言い方になってしまった」

「…良いですよ。気にしてない」

「しかし。バイトにお見舞い…大学はキチンと行ってるんだろうね?」

「一応、単位を落とさない程度には頑張ってる」

「生活は出来ているんだね?」

「もし。僕が大学をサボっていたら。美葉は怒りますもの」

「ねえ。君は幼馴染を名前で呼ぶ。私の事は名前で呼んでくれないのに」

「セックスしたって。まだまだ貴女あなたの事を知らない」

「私は―しがないフリーターさ。話したっけ?大学は中退してる」

「…お父様の死が原因で?」

「そ。学費が払えなくなっちゃってね」

「それは苦労してますね」

「まあね。だから私は言うね。大学にはキチンと通っておけって。失ってからその大切さに気付く」

「やりたい事があったんですね?」

「ああ。色々研究がしたくてね。入った」

「それに比べたら僕は。美葉が入れっていうから大学に行った。今も漫然と通っている」

「君は―法学部だろ?法曹を目指したりしないのかい?」

「そんな頭も気力もない。せいぜい公務員を目指すくらいですよ」

「はは。君は彼女に引っ張られて生きてきたんだね?」

「ええ。彼女が居なけりゃもっと無気力な生活をしてた」

「…今度は。私が君を引っ張っていけたら良いな」

「もう。大分引っ張られてきてる。木本さんは強引だから」

「私の取り柄は。強引な事だよ。母だって無理やり生きるように仕向けてる」

「木本さんは死者に引っ張られる者を助ける運命にあるのかも」

「そんな運命。神様に返上したいかな」

「僕にそれが手伝えるだろうか?」

「出来なくたって。私は君が好きだし、世話を焼く」

「ありがたい話です」


 僕たちの居るバーは。ジャズをBGMにしていて。

 今はビル・エヴァンスを流してる。『エミリー』。優しいメロディが僕らの鼓膜を震わせる。


「…『エミリー』、いい曲だ。優しさがあふれている」木本さんはおかわりしたマティーニをすすりながら言う。

「ビル・エヴァンス。良いですよね。優雅さと激しさが混在してる」

「うん。私は父親がジャズを趣味にしていてね。この曲。よく膝の上で聞いたもんだ。ある種の子守唄だね」

「懐かしの父をしのぶナンバー。ねえ。木本さんはお父さんっ子だったんですか?」

「ん?まあ、そうだね。母より父と仲が良かった」

「じゃあ。お父様が亡くなった時は…」

「大分凹んだね。母も酷いもんだったけど。私は死ぬんじゃないかってくらい凹んでた」

「どうやって立ち直ったんです?」僕は興味が湧く。美葉との別れの参考になるかもしれない。

「単純に。毎日顔を見なくなったら―彼が死んだ事が実感できてね」

「僕もそういう風に振る舞えるでしょうか」

「それは君次第な部分がある。私は比較的単純な人間でね。時間が経てば大概の事は忘れられる」

「…切り替えの良さが貴女の良さだ」

「お褒め頂きどうも」

「僕も…受け入れて行かなきゃ」僕は無理して頼んだジントニックをあおりながら言う。

「無理をする必要はない」

「でも。貴女が待っているから」

「私は君に私の元に来てほしいが。無理をして幼馴染のの事を忘れても欲しくない…矛盾した感情だけど。どっちとも思えるんだ」

「善処しましょう」

 

 僕らは飲物を飲んでしまうと店を出た。

 だけど、木本さんの家には向かわなかった。

 僕はただ一人、落ち葉に彩られた道を家に向かって歩く。

 踏みしめる落ち葉は美葉の欠片のように思えた。

 僕は彼女の命を踏みしめている。もうすぐその欠片が道を満たして。

 だけど僕の人生は続いていくだろう。

 僕はその道を、人生と言う道を、美葉とは別の人間と歩んでいく。

 ゴメン。美葉。僕は一人で人生を歩んでいけるほど強くない…

 

                 ◆


 

 ついにその日はやってきた。窓の外の楓の樹は全て葉を散らした。

 僕は美葉の病室で彼女を見舞っていたのだが。

「ピッ………ピッ………ピー」心電計は虚しい音を響かせる。

 僕はすぐさまナースコール。医者を伴った看護師達は美葉を蘇生しようとしたが、それは無理な話だった。


 僕はその場で唖然としていたが。医者たちが諦めると、美葉の家族に電話をかけ。

「美葉が亡くなりました」と告げた。その後はスチル写真を進めていくみたいに過ぎていった。

  

                ◆


 葬儀はつつがなく進んでいく。

 僕は慣れない喪服に身を包み。それを見守った。

 棺の中に収められた彼女は。生きている時…病室のベットに寝ていた時と同じ顔色で。

 死んだ事がよく分からなかった。

 

 式が終わると彼女は火葬場に運ばれる。

 僕は美葉の親族と共に付き添った。そして彼女が焼かれるのを見守った。

 残ったのは細い骨。それは骨壷に収められ。やがては墓に入っていく。


 僕は火葬が終わった後。一人で帰った。

 帰り道には、色を失った落ち葉。枯葉が敷き詰められていて。

 僕はそれを蹴飛ばしながら歩いていく。


 その時。

 ビル・エヴァンスの『オータム・リーヴス』が頭の中でかかったが。

 違う。このメロディじゃない。こんなテンポの早い曲では彼女の死は表現出来ない。

 僕は『オータム・リーヴス』の原曲を思い出す。

 それはシャンソン。フランスのものだ。

 ゆっくりと恋人との別れを唄うその曲が、今の僕の心情にあっている。

 

                ◆


「もしもし」僕は木本さんに電話をかけている。枯葉を蹴飛ばしながら。

「…終わったのかい?」彼女は応える。

「…式はね」

「…はあ。どうやら。君も死者に囚われそうだ」彼女はため息を吐きながら言う。

「簡単に切り替えられそうにないです」

「ま、男というのはそんなもんだ。どうだい?私の胸の中で泣きたい?」

「…そうしてもらった方が良いのかも」

「うん。とりあえずいらっしゃいな。じゃ、また家で」


 僕は道を歩いていく。火葬場とは逆の方向へ。

 それは未来に続く道で。美葉を連れていけなかった道。

 その脚元には。色を失った枯葉。美葉の欠片が落ちていて。

 僕はそいつを蹴飛ばしつつ、踏みしめつつ歩いていく。

 道は続く。僕の命が尽きるまで。

 いつか美葉に会えるその日まで僕はそこを歩いていくだろう。

 

                ◆


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『オータム・リーヴス―枯葉。去りゆく女―』 小田舵木 @odakajiki

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