第2回 小説を書いてみたい方へ(初心者向け)

 あなたはカクヨムでは小説を書いて投稿している方でしょうか?

 カクヨムでは書く人と読み専でユーザーが半々らしいですね。

 読み専の方の中には自分で小説を書くことに憧れている方もいらっしゃるかもしれません。


「でも、小説を書くのって難しそう……」


「読書感想文とか苦手なんだけど、自分にも書けるのかな?」


 今回はそんな方々のために、小説を書く最初の一歩を考えてみましょう。

 ちなみに、私の所感では小説書くより読書感想文のほうがよっぽど難しいです。

 同人誌の感想を作者様に送るのにどんな言葉を尽くせばいいか毎回悩むレベル。


 まず前提として、「文章は書けば書くほど上手くなる」、つまりは「数を重ねて書かなきゃ上手くならない」と思ったほうがいいでしょう。

 最初は下手で読むのも苦痛に感じるほどの駄文だとしても、回数を重ねて徐々に磨いていくしかありません。

 語彙や表現が足りないと思ったら本を読みましょう。別に太宰治とか芥川龍之介とかそんな難しいもの読まなくていいです。

 私が生まれて初めて手に取った小説は赤川次郎先生の『三毛猫ホームズ』シリーズでした。文体が軽くて読みやすいのでオススメ。

 基本的には面白そうだと思ったもの、興味を持ったものを好きなように読めばいいと思いますが、参考までに。


 問題は、「どうやって文章を書くか」ですが……私は随分悩みました。私は中学から自然と小説を書き始めたので、まったくの初心者に何から始めるようアドバイスすればいいかよくわからないのです。

 日記から始めたほうがいいのか、Twitterなら140文字で小説を書く練習ができるかな? とか色々考えましたが……。

 これに関しては既に答えを書いている方をお見かけしたので、引用させていただきますね。


https://kakuyomu.jp/works/16817330659533803976/episodes/16817330661728139035


「あのに犬」様の『犬でも頷く小説を書く』の中の、ズバリ「二次創作をしよう」です。

 詳細内容はリンク先をご確認いただきたいのですが、要は好きなゲームとか漫画とかの世界観やキャラクターを借りてきて小説を書こう! ってやつです。好きな作品の二次創作ならモチベも上がるでしょうし、最適解だと思います。


 あとは文章を書くときの細かいルールがあるのですが……そういうのは小学生向けの作文の教本を買って読めばいいと思います。

「小学生向けとか馬鹿にしてんのか!」と怒る方もいらっしゃるかもしれませんが、別にコケにしてるわけではなくてですね。

 小学生向けということは小学生でも理解できるようにやさしく書かれているということ。無理に背伸びして大人向けの小説教本みたいなの買って理解できずに投げ出すよりもずっといいと思います。子供向けだからってあながち馬鹿にできません。

 私も小学生時代、あまりに作文が書けないので親が小学生向けの教本を買ってきてくれて、それで覚えました。

 文章を書くときの細かいルールというのは、たとえば「…」は二個使うとかそういうやつです。

「文章が面白ければこまけぇことはいいんだよ!」と思ってても、こういうルールを無視しただけで読むのをやめる人もいるので、できれば読者を逃したくありませんよね。


 さて、好きな作品とキャラクターを選んで、いざ書いてみよう! となったときに、「10万文字の超大作を書くぞ!」と気合を入れると、高確率で失敗します。

「長編小説を書くのはマラソンに似ている」とよく言われます。マラソンをするための体力を養っていない初心者は、いきなり大会に出ても途中リタイアが容易に想像できますよね。

 長編を書くには、まずは体力、つまりは文章を書き続ける力を養うこと。まずは1000~3000文字を目標に、いくつか短編を書いて、少しずつ文字数を伸ばせるように書き続けましょう。

 ちなみにカクヨムでは一部角川作品を除いて基本的に二次創作は投稿できないので、pixivとかに載せましょう。

 二次創作で慣れてきたら、是非ご自分で世界観やキャラ設定などを考えて、オリジナルの小説を作ってみてください。


 ひとまず、小説を書くために必要なのはこんなところでしょうか。

 コメントにて、ご質問や「こうしたほうがいい」というご意見があれば、お気軽に書き込んでください。

 皆さんで意見交換できる場になれば私も嬉しく思います。

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