両片思いが激烈に好きな立場から、まず、お礼を言わせて欲しいと思います。
ありがとうございます、両片思い万歳。
理解のある尊敬できる上司との契約結婚——。
けれどそこには甘い甘い気持ちがあったのです(主人公は気づいていない……!?)
2人の気持ちが通じる日は、いつなのか……。たまらない、好きです。
両片思いの醍醐味は、互いに思い合っているのにすれ違ったり、ある意味盲目的になっていて相手の思いを見誤ったりする中に、ほんの一瞬、想いが交差するところから恋が発展していく所だと思うのですが、このお話は、そんな両片思いの美味しい部分が丁寧に書かれていて身悶えしました。
恋愛描写以外にも、ミステリ要素があったり、主人公が訳あり眼鏡だったり、室長が主人公へ向ける思いの深さであったりと、どんどんお話にのめり込んでしまうのです。
なにより、堅実に生きてきた(けれど、ちょっと不遇だったり、色々あった)優しい主人公をしっかり見ていてくれた人がいることが心に沁みました。
もっと沢山の両片思い好きのひとに読んで欲しいお話です。
是非読んで、両片思いの甘さとじれじれに痺れて欲しい〜〜〜!!