第34話 出発
「大丈夫か?」
「うん、
「昨日は悪かったな、いきなり殴ってさ」
「本当だよ、ひどい」
「でも、スチームの感覚は覚えたんじゃないか?」
「どうだろう…熱くなる感覚はあったけど」
「まぁ、またヤバイ時は殴って強制的にスチームを発動させるか」
「それはやめてほしい…」
「よし、スチームが出る」
「やったな、朱。これで
「本当にいくの?あの塔へ」
「今はそれしか手がかりはない」
2人は、それから一週間を使い
スチームを自在にだせるように訓練した。
「花兄ちゃん、僕はだいたい1時間が限度みたいだねー」
「俺は3時間いけたぞ、でも次の日体がだるくなるけど」
「僕は1時間なら、なんとか次の日も大丈夫かな」
「だいたいわかって来たし、あの塔へ向かおう」
朱と花は、塔へと歩きだすのであった。
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硝子の塔~この世界で生きていく~ 波蛇@箱根でドラゴン拾った執筆中。 @namida212
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