心に沁みる物語

笑って、喜んで、時には泣いて。
登場人物の繊細な心理描写が光る、暖かくて素敵な作品です。
ベースに流れるのは、主人公のほわほわとした、読んでいて優しい気持ちになれるかわいさ。
AIと幼子と異世界ファンタジーという、一見不思議な組み合わせですが、読んでいても違和感はなく、むしろ親和性の高いジャンルだったのかと思えるくらいマッチしています。
途中読んでいて苦しくなるようなシーンもありますが、内容が残虐である、ということではなく、それほどに心に迫る描写を一話ごとに堪能できるのもこの作品の醍醐味です。