夜型人間には天才が多いという一センテンスを、夜型人間にふさわしい人工島を作るというイメージにまで押し広げた作品です。この作者の短編作品にはほんの少しの無理矢理感ある設定があり、その設定のうえで物語が進行します。ちょっとおかしい世界に触れたいならこれでしょう。日常から離れた視点、良いです。