第65話 悪魔の力

新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889



「ふむ…ゴーレムよ。お前の名はなんというのだ?」


『私の名はアロンです!!主様から直々に頂いたとっても良い名前です!!』


「良い名だな。お前の戦闘での動きは常に主人への配慮をしているように見える。わかりやすく言えば常に守りに徹しているかのような動き方だな。」


『そのとおりです。主様も戦えなくはないですけど、貴方のような強いモンスターと戦うのは相当危険です。なので完全に死ななければ復活できる私が盾になるのです。』


「その考え方は素晴らしい。お前のようなテイムされているモンスターは、主人がやられてしまったらモンスターも死んでしまうからな。そういう立ち回りは褒めてやろう…でも見え見えな戦い方早めたほうが良いぞ?こんな風に…」


悪魔はその場から消えて、俺の目の前に現れた。ルージュが攻撃をしてくれたお陰で悪魔がその場を離れてくれたけど、あのままだったらヤバかった…


『主様大丈夫ですか?』


「俺は大丈夫…だけどどうやってここまで…あの距離を詰めるには最低でも5秒位はかかりそうだけど…」


『さっき説明してあげただろう?俺の権能だよ。空間を掌握することですべての距離をゼロにするんだ。だからこうやって槍が絶対に届かない距離で振ったとしても相手には当たるってわけだ。』


「すごくストレスが溜まりそうだな…アロンの方こそ大丈夫か?」


『私は時間があれば何度でも回復できるので安心してください!!それよりも主様のほうが大切です。相手は時間も空間も支配する簡単に言えばチートキャラです…勝たなければ負けてしまいます…』


「まけるというか死んじゃうんだけどね…」


「おいおい…悪魔様を前に随分と喋ってくれるじゃねぇか…お仲間の鳥さんは俺をひっきりなしに攻撃してくれてるけど、大丈夫かな?」


「ルージュ一旦下がって!!アロンと一緒に戦闘をして!!」


ルージュは俺の指示をしっかりと聞いて戦闘を再び始めた。アロンとルージュが協力して戦い始めたことによって、共同戦闘の効果も発動したようだ。


共同戦闘の効果で多少はステータスが強化されるから、今は悪魔とも対等にうちあえてるけど、いづれ対等に撃ち合うだけの体力が尽きるだろう…そう考えれば今この強化されている間に倒す必要があるだろう…


「俺様を倒せると思ってるのか?さっきも確認した通り俺に対するダメージは全て無効化される。更に言えば、俺様を殺したとしても復活する。」


「確かに時間や空間を支配することが出来るあんたなら、死ぬ瞬間に時間を元に戻せば良いんだもんな。それはつよいな…」


「そう…俺に勝てる人間はこの世には居ないのだ。殺せるとしたら…天使の種族くらいかな?まぁ天使が地上に降りてくることはないから安心して死んでくれ…」


「死ぬのは嫌だな…というか天使なんて居るんだ。」


「俺等悪魔が居るんだから、天使が居ると考えるのは当然だろう?天使と悪魔は敵対する運命にあるが、やってることはほとんど同じなのだよ。」


「へぇ〜こんな戦ってる最中に聞くのもどうかと思うけど、天使と悪魔が共通してやってることって何?」


「信者を増やして自分の思い通りにするんだよ。とっても面白いんだよ…悪魔は洗脳などの手段を用いたりするけど天使は教会を作って、実際に恩恵を与えたりすることで信者を増やしているんだ。」


「それだけ聞くと悪魔がやばいことしてるとしか思えないんだけど…」


「あっはっは…確かに悪魔が酷いことをしているのは本当だけど、なにもそんなに悪いことをしているわけじゃないんだぞ?悪魔の力の一端を貸し与えているんだからな。」


「悪魔が力を貸すことなんてあるのか?」


「力を全て貸すわけではないけどその一端は与えているんだ。人間共は俺に感謝するべきなのだがな…」












今日も見てくださりありがとうございます!!次回もお楽しみに〜!!


小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)


おかしいところあれば遠慮なく!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る