第49話【逃走?】新手の襲撃

新しい小説を投稿させていただきました〜

新作は此方です!!

謎のアプリを起動したら異世界に転移しました!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330664057618288/episodes/16817330664065795903


あらすじは前話で公開していますのでぜひご覧ください!!



「あの馬鹿でかい斧が命中してしまえば、例え異常種といえど大きなダメージを受けるだろう!!そしてその隙を狩っておしまいだ!!」


単純な大きさだけでなく、質量もあるであろうあの斧は異常種の顔に直撃して真っ二つに切断することに成功した。そして真っ二つにしたその直後、異常種が爆発したのだ。


「アロン大丈夫か!!」


『ご心配なく!!それよりも主様の方こそ大丈夫ですか!!』


「俺は大丈夫!!ルージュは空にとっさに飛んだお陰で大丈夫みたい。」


俺の肩に止まっていたはずのルージュはいつの間にか空を飛んでいた。そして当たりを警戒しているかのようだった。


「ルージュが警戒しているうちにこの異常種を完全に鑑定するか…」


異常種の鑑定をするには通常のモンスターよりも時間がかかるのか、普通のモンスターを鑑定した時の二倍以上の時間がかかってしまった。


それでも異常種の事を理解することが出来るため、しないといけないのだ。


「なぁアロン…この異常種は空を飛んでたよね?」


『飛んでました。それもなかなかの速度で…それ以外にも空中での身のこなしと言うか攻撃は非常にきつかったです。』


「…この異常種ってのはさ、人間を素体にしているんだって。」


『人間を…素体にしてるんですか?』


「鑑定の結果を捻じ曲げるような能力でもなければ…これが正しい情報になる。つまり俺が今まで倒してきた異常種は…全員人間だった?」


『主様…それ以上考える必要はありません。彼らが人間だったとして主様が抵抗しなければ、殺されていたんです。これはしょうがないんです。』


「しょうがなくないよ…だって彼らは人間なんだろう?俺やアロンが倒してきたのは人間だってことだろう?」


『主様!!もう良いですから!!』


アロンが必死に俺に呼びかけてくれているが、俺は激しく動揺していた。今まで倒してきた異常種は…全員元人間なのだ。確かに姿などは変わってしまっているかもしれないけど、本質的には変わらない…俺がしたことは殺人と同じなんじゃないか?


俺がそんな事を考えていると、突然辺り一帯に強い重力が発生したのか、立つことが困難になってしまった。


「くっそ今度は何だ!!」


『新手です!!狙いは主様のようです!!気をつけてください!!』


俺に向かって何かが高速で突撃してきているらしい…でもこの謎の重力のせいで動くことが出来ない…


「重力が強すぎてまともに動けないよ…なんとかして動かないといけないのに…」


俺はふと空を見上げてみた。ルージュはこの重力の影響を受けていないのか、空を飛び続けている…


「ルージュ!!アロンに憑依して!!」


俺の仮説が正しければ、アロンにルージュを憑依させればこの重力の影響から脱することが出来るかもしれない!!


「よし!!アロンどうだ?」


『重力の影響を受けなくなりました!!今なら動けます!!』


「よし!!それなら俺のことを持ち上げてこの重力の影響を受ける範囲から脱出してくれ!!追撃は俺が防ぐから、アロンは飛行するのを維持するのを優先してくれ。万が一にも攻撃が命中したら、すぐに地上に降りてくれ!!」


『わかりました。ですが主様を逃がすことを優先するので、多少の被弾は無視します。』


「できれば被弾してほしくないけど…何をしてくるかわからないし最新の注意を払ってね?」


『それにここは東京です。ランキングが上位の探索者もいるでしょうしその人達だったらおそらく異常種も相手にすることも出来るでしょう…』


「それはそうなんだけどさ…」


新たな異常種が襲ってきたことにびっくりしたけど姿くらいは確認したい…姿さえ確認できればある程度対策することだって出来るしな…


「…あれか。スキンラバーよりも趣味が悪いな。」


俺とアロンのことを追いかけてきているのは、顔面が極度に肥大化しているモンスターだった。十中八九異常種だろう。


どんな種族なのか分からないけど、俺の感覚的にはウツボみたいな感じなのかも?ウツボのような体をしているけど、顔面の部分が人間の顔になっている。


「普通に気持ち悪いな…それに重力を操っていることも問題だ。その気になれば俺等をこの場から動けなくさせるほどの重力を発生させることだって出来るだろう…」


もしそうなればまともに戦うことも出来ないだろう…俺やアロンは戦いで消耗しているし、ルージュだって技を何度も放てるわけじゃない…


「勝てるビジョンが見えない…一体どうすれば」


俺以外の人に任せるのが最も効率的だけど…俺以外の人でもこのモンスターを倒すのは難しいんじゃないか?









今日も見てくださりありがとうございます!!次回もお楽しみに〜!!


小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)


おかしいところあれば遠慮なく!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る