あとがき(2023.10.21 登美川ステファニイ様企画「あなたの執筆時の脳内は映像派?文章派?」参加用)
こちらの「あとがき」は、表題の企画参加用のものです。
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330665631146155
執筆の際のイメージは、登美川様の言葉を借りれば「脳内文章派」に近いです。
書きたいと思うテーマ(刺さるツボのような部分)があり、それを表現できる材料を見つけた時点で一気に書く、典型的パンツァーです。大まかな話の枠組みはあるのですが、書きながら先の展開を考えたり、必要に応じてキャラを増減させたり、素人全開、行き当たりばったりのかなりヤバい執筆! を行っています。
『馬瓶の嫁はん』は、ぼんやりとイメージしていた高校生狸のイタズラが、タクシードライバーの怪談と徳島県内の狸にまつわる伝承話によって焦点が絞られ、そこで一気に書きなぐり、そのままアルファポリスに突っ込みました。ハロウィンの設定は書きながら追加しました。泥縄の極みでお恥ずかしい限りです。
カクヨムに「お引越し」する際に、段落先頭の字下げ等の文章作法や中途半端にシナリオ形式になっていた部分などを修正しました。
映像が全くない、というわけではないのですが、私の場合、リアルで鮮明な映像をイメージすることがどうしてもできず、かなりぼんやりしたものです。文章でまず書いて、読み返すときに部分的に、必要に応じてできる範囲で映像をイメージして修正を施す、そんな感じで書き進めています。
話はそれますが、瞑想やリラクゼーションで、静かな音楽を聴きながら草原などをイメージする、というのがありますが、私はどうしてもそれができません。「あなたは今、菜の花畑の真ん中にいます。暖かい春風がそよそよと吹き、頭上には青空が広がり、ヒバリが鳴いています」等々言われても、それを頭の中で具体的に映像化・感覚化するのは、非常に難しいです。
そのせいか、主要キャラの外見をこと細かに描写されると、ついていけなくて胸やけがします。
狸どもはそんな野栗のふがいなさにイラ立ち、ファンアート企画が立ち上がるたびに潜り込もうと常に画策しています。
私自身、自作のキャラクターの姿かたち・イメージがうすらぼんやりとしていて、ファンアートを制作する側の方からは一体どんなふうに見えるのか、少しばかり気になります。
そんなわけで、脳内文章派のひり出した拙作をご覧頂き、ただただ感謝です。
ありがとうございます!
馬瓶(うまがめ)の嫁はん 野栗 @yysh8226
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