貴方の願いは何ですか?

@Campus25

第1話



「なんだこれ?」


なんてことない朝。目を覚ますと目の前に手に収まる程の白い正方形のキューブがあった


「んー。これ触ってもいいのか???」

『はい。おめでとうございます!貴方はこの箱の所有者となりました。」

「所有者?」

『はい。この箱の持ち主はどんな願いでも叶えることができます。』

「それは人を消したりする事もできるのか?」

『もちろんです。さあ願いをどうぞ!』


これであの目障りなキラキラした陽キャや俺を陰でバカにしているやつを消せる!嗚呼最高だあいつらがいなくなればきっと俺が一番になるに違いない!


『さあ願いをどうぞ』

「ああ。俺の願いは、、、


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「ううっ。気持ち悪い」


38歳独身。趣味もなく恋人もいない。同年代の奴らは努力し輝いてるのに対し自分は卑怯な事ばかりやっている。なぜなら努力するのは嫌いだからだ。いつも後輩や同僚の仕事の手柄を奪ったりして相手の地位を貶めるそんなクズ野郎だ。


「今日も頑張るか、ってこれなんだ?」


枕元にあったのはドス黒く光る箱だった。


「何か聞こえるぞ」

『貴方の望みはすぐ叶います!でも{“「{€{z}:67を”5¥『:€』

「すげえじゃねえか後半何言ってるか分からねえけどこれで俺も勝ち組だ」

『;3*@8;¥8€}9}は,:8¥〆€}』

「壊れたのか?まあいい早速叶えてもらうぜ」

『さあさあどうぞ!』

「俺の願いは、、、、

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私はとある会社の社長をしている。女には無理だとかいう奴は力でねじ伏せた。

周りからは冷酷だとか言われるが関係ない。

今でもこの地域を狙ってくる者はいる。そういう時はカネとコネを使い犯罪者に仕立て上げたりパワハラで辞めさせたり。またある時は大事なデータを削除して責任を負わしたりなんてこともした

でも私は悪くない。なぜならここでは私がルールなのだから。

「ハッ。私ったら少し居眠りしちゃってたみたいね。さて仕事にってこれは?」


足元には濃い青い色をした箱が転がっていた。


「なんなのこれ?声が聞こえる?」

『おめでとうございます貴方はこの箱の所有者となりました。

箱に願うとなんでも願いが叶いますよ。」

「代償とかもないのよね?」

『もちろんですとも。ささ願いをどうぞ」

「私は、、、


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とある賭博場にて


「さあさあ皆さん私たちが開発した「キューブ」が使用される時がやって参りました!こちらのキューブには対象者が願ったものとは「反対」のことが起こります。さあ汚き人間達の末路を見届けてましょう!」

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