最終話 突然来る絶望と終わり
僕の誕生日が終わり次は彼女の誕生日だったので、部活で使うラケットなどをプレゼントとした。お揃いの靴お揃いのラケットで部活ができることを彼女はとても嬉しく思っていた。しかし数週間後に絶望が訪れた。
一通のメールが届いた。内容は、
『 君の事が好きか分からなくなっちゃた。だから少し距離を置きたい。』
僕は混乱した。つい数日前まではそんな素振りなかったのに。何故?なんで?どうして?僕の心には疑問しか無かった。そしてついに。
『 自分勝手なのはわかってるけど。私疲れちゃった。別れよう。』
その瞬間ぼくは狂い目の前が涙で溢れた。
なんで?どうして?嫌だ、離れたくない、君しかいない、嫌だよ、君じゃなきゃ嫌だ、ダメだ、嫌だよ嫌だよ。
と、縋りのメールを何通もおくった。
でも彼女は、
『 ごめんね。もう私は別れたいから。さよなら。』
僕は絶望と悲しみにくれてその日から喉に何も通らなかった。ずっと泣いていた。
数週間後、彼女にメールを送った。
『 もう一度ちゃんと話したい。』
彼女は了承してくれた。
そして指定の場所で会い、話をした。
何故こうなったのか、別れたいのか。
聞くと色々とあって、ときめきが無くなったからこれって付き合ってる意味あるのかなと疑問抱いていたらしい。
僕も色々と説得したが、戻れはしなかった。
彼女からこういった。
『 一つだけ言わせて。私は君と付き合っててとっても幸せだったし、楽しかった。でもいつか別れは来るって思ってたけど、まさか今日だとは思わなかった。愛してる、好き、大好き、君に送ったのその言葉はほんとの気持ちだよ、嘘じゃないだから最後にもう一度だけ言わせて。'君と付き合ってて幸せだった、それと"好き"だったよ。ありがとう。』
僕は泣きじゃくった。そんな言葉今更最後になって言うなよ。彼女はその言葉を残して去っていった。せっかく何でもチケット持ってきたのに。なんだよ。もう、いいや。
そして僕は何でもチケットが入った紙袋を強く抱き締めて、彼女に最後の言葉を贈った。
"好き"だったよ、今までありがとう。
そして僕は最後に彼女に初めての"死"を奪われた。
愛は歪んで呪われている、故に何故ひとは愛をするのか。
呪いの恋をした僕と君 @mmm042685
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