夢ログ

笹原 篝火

夢ログ 1

昼休みに入り、俺はいつも通りに屋上へ向かう。

まぁ、ぼっち飯というか、高校にはってからダチとつるむこともなく、共学だというのに彼女の一人もいないわけだが、コミュ症なんでしかたがない。

どちらかというと、ひとりで、だれもいない場所で弁当を広げて飯を食うのが最高に幸せなのだ。

・・ってなわけで、ある程度教室のクラスメイトがいなくなったのをみはからうと屋上へ向かった。

屋上は閉鎖されているが、屋上あたりに踊り場はある。余った机とか椅子が置いてあるほぼ物置状態になっている場所なわけだが、ひとり飯を食うにはもってこいの場所なのだ。なぜならまず人がくることがないから。

弁当を片手に階段を上っていく。が・・なにか人の気配がある。

(くそ・・先客か・・つか俺専用なんだからリア充は教室や食堂で飯くえよ・・)

しかし、様子がちがってた。しかたなく東側の踊り場に・・っと思った瞬間、自分の性欲に直撃するような声・・・ 喘ぎ声が聞こえた。カップルがやっている・・のだろうか。

さすがに、足を止めて聞き耳を立ててしまう。

「・・あ・・ あん・・ 先輩・・・ いい・・・ そこ・・」

「・・・んふ・・ やっぱここがいいんだ・・ もっと奥に指いれていい・・?」

「やぁ・・ 深いよぉ・・」

生唾がとまらない・・・ていうか、女の子同士?

普通のエッチならAVとかでネタにつかうが、初めて女の子同士の生のエッチを目の当たりにするとさすがにたまったものではない。

足音をたてないように階段から踊り場をそっと除く。

脱ぎ捨てられている制服のリボンから3年と1年・・でまちがいないようだ。

まだ授業がおわってないというのに、全裸で抱き合っている。・・よくやるものだと関心の心がありつつも淫らな声と仕草にさすがに勃起してしまう。しかしここで抜くわけにはいかないわけだが・・。

先輩らしき女の子が上もう一人の後輩らしき女の子に重なり、淫らに絡み合っている姿が焼き付いた。

(・・うわ・・初めてみたが・・ 普通のセックスより生々しいんじゃないか・・?(汗))

と見入ってるうちに階段に手を掛けていたがすべって弁当を落としてしまい大きな音を立ててしまう。

「・・・! 誰?」

息を切らしながらこちらの方に顔を向ける先輩らしき女の子。後輩らしき女の子は完全にイっちゃっているのか意識はもうろうとしていて物音には気づいてないらしい。

俺は転げ落ちるようにその場から逃げた・・。

「・・はぁ・・ はぁ・・ マジかよ・・」

・・まぁ、そのあとトイレに向かったのは言うまでもない。

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