僕の思いと、君の笑顔
透
大好きな君には届かない
僕が君の事を好きと言ったら、君はどうする?
笑ってはぐらかすかなぁ。
冗談だと怒るかなぁ。
それとも真剣に話を聞いてくれるかなぁ。
今までありがとうと君は言って笑っていたなぁ。
最後の日に僕は涙を流した。
「泣かないで」って笑いながら僕を励ます君。
とっても好きだよ。心の中でひとりごと。
そのきれいな太陽のような笑顔の裏に悲しさを潜めて、
彼女は僕の背中に手を回す。
その手がとても暖かくて、また泣いてしまって、
彼女もつられて泣き始める。
僕らはまた会えるよねって言って最後の会話を楽しんだ。
「もう時間だ。じゃあね。」
急に霧が立ち込め彼女の姿は見えなくなっていく。
霧が消えたときには彼女の姿はなくなっていた。
「さよなら僕のプリンセス。」
そう呟いて僕はその場を去った。
僕の思いと、君の笑顔 透 @Mitoka0429
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