第8章 AD2023 8月 ひたすら怖いデジタル世界
ウダウダ生活にハイライト
2023-08-06
一時帰国まで3ヶ月という7月晦日、ぴったりと心臓の不整脈が始まった。
それもそのはず、すべての道が閉ざされた、今回は日本の壁によって、
そんな現実に気づいたのだから。
同時に日々にクスクス笑う機会は増やされている。
この幻像界のプラスマイナス混在状態の解析計画は忘れない。
同時に幻像人類の意識研究の試み、これが実は最大級の謎となるようだ。
アンチカオス、分子の自己組織化について、日に2ページずつ和訳怠りなし。
一方で瞑想の文言が、それなりに定まりつつもある。集中するためのもの。
「我ら非在にして/幻の世界に浸りたゆたう/意識体なれど/されど我らが実相は完全円満にして/久遠なる/金剛心身さんさんと/この実在あれば楽しく/歌い笑いて/至高至福大安心/喜びたのしみうれしく尊し、懐かしも」
ここから怒涛のハイライト〜〜〜〜
*8月2日 冷蔵庫からっぽ
貧乏遊びもそろそろ不養生となりそうだから、というわけではなく、
何かの意見に励まされたらしく、よしっとばかりに
諦めずにヤンとユリカに電話してみた。(若い国際結婚夫婦)
3度目も無視された、と思ったがすぐにかかってきて大願成就となった。
ありがたや。
*8月3日 棒術師範のラファエラ 宅で簡単輪舞の会
曰く
「あんたの夢見たのよ、キリコ! まあその様子ったら!
紫のこんな色の」
とテーブルにあった小さな花束の中の 菊めいた花弁をつまんで
「長い布をかぶって、頭にはこんな、こんな」
と不明な動きをして
「そしてね、こんな紙箱の花の絵を」
とそこにあった箱を手に
「取り出しては空中に咲かせて見せるのよ、次々に」
あたしはショックを受けたままぼんやり無反応だったろう。
ちょうど人々が来たので中断された。
わかっていた、
あたしにそんな観世音菩薩(実相体 仮称)を夢にも見る能力がないので
ラファエラ が代わりに見てくれたのだと。
(有り難う神さん)
これが彼女と偶然に知り合った縁起であると思う。
*8月4日 母の命日 同じ坊主めいた頭を見せ合う。
あたしは朝から、心弱りを天上の写真たちに訴えていたと思う、
その時迷いが大回転した、
ひろ君(亡くなった長男)と一緒に行くんだ!
最後の旅と、函館で一夜を過ごした君と一緒に行こうね!
不安から迷っていた心がシャッキリ立った。
思いついてみれば当然至極の思考であるはずだった。
こんな風に今頃思いつくなんて、と呆れる。有り難う神さん、いつもながら。
そして
楽しい未来を作るためのふた月の旅路だぞ、とようやく呟いた。
*8月5日 冷蔵庫満杯
ヤンとユリカ、買い物を手伝ってくれ(あたしの脚がことさら悪かったのでまさに救いの神だった)、突然 ハッピバースデーを歌ってくれた、前代未聞のこと。
高橋夫人もやってきて、3カ国語会話となり、英語苦手で難聴のあたしが取り残されたけど、ドンマイドンマイ、得たものが大きすぎて、夜9時には眠ってしまい、目覚めたら短針が1を指していて、しばらく何時か考えていた。
*8月6日 HIROSHIMA
量子物理学者が光子と意識、脳神経配線などの話をするご時世となった。
細胞へと分子が自己組織化していく原始の一歩が起こるメカニズムの
その背後には、非線形、非平衡、散逸、フィードバック、分岐システム、カオス、自己触媒作用、化学時計などの専門用語が控えている。
哲学者と口喧嘩になったりしている、ツィッターならぬエックスで。
面白い。
「それにしてもこんな意識を配備された幻像人類、つまり幻像界って、
それが実相的物質界(楽園 仮称)の影であるとまでは、あたしも追い詰めているつもりなんですけどね、神さん。
でもでも、ここまで摂理なんですか? 偶然なんて言われたらいやですよ。
偶然でもちゃんと意味がなくちゃ、こちらは迷惑してますからね。
(ある意味が理解された)
え? そうなんですか!
造物主(仮称)と観世音菩薩(仮称)の無償のあふれる愛の対象として
非在の影の世界がある、ですって?
おー いやはや
さすがに頭いいですね、神さん 、なるほどあり得ますねー
それにしても、うまく思惑通りの七色の世界になってます?
ちょっと失敗じゃないですか?
そりゃ無いはずのものではありますけど、意識ってものがねーかなり制御不能!
で、そちらからの愛念はどんな状況だと注がれるのですか?
絶えず、ですって?
(無音)
もう夜中に近くなった、あたしも最近、夕食後はこっくりが多くて、
もう頭がダメです。今夜はここまで。
神さん、特大のプレゼント有り難うございます。さすが神さん!」
起こったこと為したことが最善である
2023-08-13
8月13日
時に気分が切り替わり、遠足を待つ気分、つまり上手く行くという信念
というか、未来への、自分への自信
というか、考えが浅くて、ひたすら 起こることへの花丸印
理由のないまさに信頼と信仰
は感じるのだけど、事実の壁にはたくさんのハテナが刺さっているので
対応はせざるを得ない、するとまた
不安と不可能感、絶望感が覆いかぶさってくる
こんな人じゃなかったのになあ、と自分で驚き 処置なし、と思う。
そんな今朝7時、ベッドに腰掛けたまま
オハヨーございます、神さん と挨拶はして
眠らせてもらってよかったです。昨日はあたしの夫たちが二人とも
実相体と合一したのを感じさせてもらったの、ありがたし。
オメデトーと叫んでしまいましたよ。あたしを当然憎んでいる人にも
憎んでいいのに憎んでいない人にも、それぞれお盆の挨拶して
どうにか神さんにしがみついている錐子ですけど。
ふと、そこから立ち上がり
キッチンでふと、窓の外をみやると
鬱蒼と茂った大木の向こうに、いつもの小山が
半分は緑に、半分は霧に覆われ灰色に 日本の里山みたく
ふと、笑った顔であらまあ、とか話しかける。
コーヒーとレモンチョコ一切れと共にまずは
マックの前に座す。いつもの「アンチカオス」和約をせむと。実は
最近のXで読む大問題に関する量子物理学発言が、
この本のこことまさに同じ内容なので
もう面白くて仕方ない、(あたしが本当には理解していないのはもちろんです)
ちょっと音楽でもないかしら、雑音がないといいけど、試しに、
と
いつもは雑音過多で我慢できなくなる小型らじををつけてみる。
いきなり、雑音なしの男声が
「山というのは、孤独に地上からそびえるもの
空へ近いもの、宇宙との繋がりの近いところ」
などと。どうも日曜日のミサらしい。
「イエスは一人きりで山へ登り、父と親しく話し合う」
一つ一つの言葉が含む記号的内容が、あたしの涙腺を壊した
このような情的関係性はいつもあたしを泣かせる、悲しみじゃない
神さん、返事してもらってありがとうござんす。
男声は、続いて自分の抱える不安を語る、
自分が本当に正しく仕事をこなしていけるか
司祭としての不安があるという。
そこでマティアスの有名な水上のイエスの引用に移った。弟子たちは小舟に揺られて不安に駆られていたが、
そこに水上を幽霊かと見える姿がこちらにやってくる。
逃げ惑う彼らに聞き覚えのある声がする(錐子、書きながら落涙)
「私だよ、ここにいるから恐れなくていい」
まさに、ひとりぼっちで助けてもらうあてもない、
今のあたしに向けられた心だった
そうか、欠けていたのは、必要なのは、深い帰依の心だ
信頼、信仰だ、絶対安心とは遠いところで怖がっていた
従姉妹の聖子ちゃんが告げてくれたあの言葉、あの意外な心持ち
「起こること起こったこと、為したことが最善だったと思うのよ」
それには摂理への絶対的な信頼がなければならない
そんな信頼を全能者に寄せるのが信仰という言葉である。信心でもあるだろう
例え死んでも浮浪者になっても、大丈夫で大安心だと腹を括れば
おそらく大丈夫だろう。そこまで自然の摂理を信頼している。
死を不幸なことと思うのが勘違いだった、長年にわたる人類の思い込み。
具体的な人生の知恵もあるだろう、人間の心理と意識はあまりに繊細に左右にブレる、すぐに正しい閾値からずれてしまう。例えばこの後の司祭の引用では、奇跡を起こして魚を配れば、人々の心はイエス自身より魚への渇望にブレてしまう。
本源の泉は上記のような、ここだろう、宇宙へのこの全幅の信頼
ちょっとアホみたいではあるけどねー
いずれにしても特別な配慮をいただきました!
完全な帰依の心がいわゆる「ありのまま」という言葉で表現されているらしい
あたしにはこれまで納得し難かった言葉でした。
幻像人類の取り返しのつかない悪も素晴らしい善も
この観点から調査研究していきましょう。
この後に、あたしの山ほどの心配ごとを書き連ねようかと思っていたけれど
もちろんそれはやめておいたほうがいいかな、と。
勝利したゾ 自力じゃないけどさ
2023-08-19
*8月19日土曜日10時30分 新しく中古のスマホが来た
道路側の玄関を開けると、黄色い郵便局の車があった。
向いの家から、首にタオルを巻いて汗を拭き拭き(まるで日本!)
おじさんがやって来る。小さな箱を手に。
ドアを開けて立っているからって、本人かどうか不明なのに、
はい、と手渡される、ここにサインをとスマホを差し出されるが
指で書くこと苦手、「見えないんですが」「そ、」
と、代わりに自分でくにゃと線を引いて それでいいらしい。
ここ数日のすったもんだに勝利した、その言葉が浮かんだ。
とは言え、まだ未来は不確かだけど。
*過去のこと、8月17日木曜日17時 スマホ相談日
ヤンとユリカがやってきて、驚いた:
旦那とあたし、馬鹿みたいに高い電話契約を結んで5年間
全く理解していなかったらしい。
まずは契約解除通告(新旧の書類を並べて、正しい情報を選択できたのを
ヤンがいくつか電話して、問題なく通告できる)。
次に新しくスマホをオンライン注文
(これもさっさと打ちこんでくれる、心配などしていない、このデジタル世界の操作経験と信頼すべき相手を知っているからのことで、そんな風に日常育ってきた世代である)
*もっと過去の苦労話:
それまでの半月以上、スマホ買えるかとネット内を徘徊するものの
あたしには最後のクリックができない、
その後に何が現れるか、恐ろしすぎる、いつも驚かされる。
あるいはすぐにIDとパスワード要請、
それらを果たしとしても、絶対に起こることとして
あたしにはそれらを 各々の事例で覚えていることが難しくなったし、
メモして覚えていても 次にもう一度打ち込むと、違いますと必ず言われる。
ルフトハンザ でもオンラインで予約したものの、いつの間にか
IDとパスワード要請場面発動、
せねばならないのか、あたしには判じ難いけれども
念を入れてそれどころかブラウザに強力パスワードを作らせたりして
通過した、はずだが、2回目には
もちろんいつものごとく、ありません違います正しいのを、と言われる。
ふと思い当たって、同じことをスマホでさせようとすると、
せっかくの強力パスワードを呼び込む機能がない、
それどころか使用者の文字数が超過していると言われる。
ふとまた思い当たって、キーボードのドイツ版を使わねばならないかもとまた
マックに戻ると、なんとドイツ版では@が見つからないではないか。
yとzの文字が場所を替わっているしねー
それでも頑張って可能性の限りを試すが、負け
そのうち何となく電話をかけられると言う場面になる。有難い。
そこを何とか潜り込んで、やっと人間の男声に出会う
結果:「マイル特典に参加しなくてもいいのです」
「ややこしいことに巻き込まれたくないんです、じゃあこれはこのままもう放っておいていいですか」「放っておいていいです」
そう言えば、5年前に使ったときの当時のIDが顔を出したりしてきたのだった。
賢いのか、人間をもっと知って欲しい、
もっとよく導いて欲しいものだ、ハルくん。
ここまで克服した後、
例によって、悪い経験山ほどある郵便局からのメールが!ドキドキする。
「ここから小包を追跡できます」
と言うくせに、荷番号を拒否する、
そしてまたいつの間にかIDとパスワード要請される
確か以前、もっと深くまで了解事項を進んできたが、
結局全てをキャンセルしたことがあった。
小包ステーションに取りに行くと言う「簡易便利」な方法の契約だった。
ステーションでまたたくさん電子操作をしなければならない。
契約キャンセルのためにはわざわざ人間がやってきた。
それで、念のために(どんな念があるのかもわからない!)
新しい登録を送ったが、そのIDに不満があったらしく、
メール連絡なかった。(それならそれでいい)
それでキーボード問題がまた浮かんだ、
日本用に作られた機械をドイツで使う際の元々の不備もあるかも。。。。
*それで、やっと今朝の話にもどるのだが、
この配達問題を忘れていて(朝焼けが美しかったのに感激して)
やっと見たときにはまさに配達の時刻であったのだ!
昨日から、念のために!玄関のベルに張り紙をしておいた
「反応あるまでしばらく待っていてください」と。(かなり不誠実な配達あるので)。
それでも焦って、とる物もとりあえず玄関に出てきたのであった。
最新ではなく、中古なのを完全に使用可能にしたと言う売り方のもの。
それから 未来である 月曜日に:
電話会社に付き添い付きで出かけ、新しい安い契約について尋ねると計画する。
今少し心配なのは、帰国したとき日本での電話使用について、特別な手当てが必要なのだが、それが安い契約でも可能かどうか。
これらの相手4箇所(スマホの実際の販売会社は別にあるので)からのメールを
わざわざ印刷させた。念のため。
プリンタが機能することがこの上もなくありがたい。
そうそう、ヤンのこの知識とスキル、その親切さ、あたしは感極まって
「君ってまるでイエスみたいねっ」と拝んだのであった。
白黒のオセロゲームよろしく
2023-08-23
8月23日
信じられないような青空の深い色
この向こうに漆黒の莫大な闇があり
光が飛び交い(頻度は低い?)
必殺のプラズマ流が地球をかすめて飛び去ったとか
あたしは依然として塩たれている これが基本姿勢
こんなお天気でも引きこもっているのは
問題解決の見通しも立たないと気晴らしなどできないから
まあ、多分いい振る舞いではないのだが
5年前に海外移住を果たした時
使っていたのは普通の手帳だった
恐らく頭にしまっておく量がまだそこそこあったのだろう
現在の大判の黒帳面ときたら
次第に1日分が頁を跨ぐほどに書き込まれて
もはやあたしの視力を凌ぐ つまり書いたものの認識不足
目覚めてあれこれぼんやり考えを巡らせている時
ハッとしてするべきことや、思っていなかったことが湧いてくる
例えば昨日の朝
その前夜に、買ったばかりの安売りスマホに不備有りというクレームがきたので
オンラインの店へその旨メールを送ったのだが、アドレス不明で返送された
きっと
何かヘマをしたのだ、と思ってガバと跳ねおきた
案の定、だった メルアドの最後に.deをつけずに出していた!!!
それで、ビュッと飛んで行った。
奇跡その1、とりあえずは良心的なメールあり その後はまだ不明
奇跡その2、(奇跡としておこう、信心の足らない者には必要ではないか?)
前々日から、あたしは小さな金具を探していた
SIMカードとかいうものを取り出すためにスマホの小さな穴を突つくためのもの
ピアスの針でもいいんだと言いながらヤンが取り出したその金具
爪の4分の1という小ささのカードを新しいスマホに入れる時、
少し手間取ったが裏返しにしたらピッタリハマった。
そんなことも一人だったらできなかっただろうとゾッとして眺めた
その後、失くさないようにと思ったが その後の騒動に紛れて忘れた
ずっと呟いてた
絶対に見つかる、どこかに必ずある、そのうち見つかる
次の日になり、古いスマホのカバーを開けた、ただ理由はなく
そしたら、その少し毛足のあるポケットの平面にそれがへばりついていた
何故、そこに??????
かなり安全なところに、くっついていた
あたしはもちろん、へへへっと笑って やっぱりねーと神さんに言った
奇跡その3、その夜の夜中に
なんとなく目覚めたら4時だっただろうか、とにかく不安症とともに寝つきが良くなったのは本当に信じがたい、
「不安、絶望感、喜びなしというのは信仰の欠如である」
改めて言葉として与えられた、
ありのままで大安心という世界の法則が
わかってきたのに、今更また驚かされて
両手をパチパチっと打ち合わせた
すると、あたしの物忘れしがちな意識が、その途端に
雲散霧消 消したのではない 無視したのではない、押し殺したのでもない
ほんらいの無の姿を表した
奇跡その4、数日前にすでに銀行から届いていたお知らせ
目を通したものの、旅行予約のクレジットカード払い合計額だなとのみ理解して
放っておいた
もうどうしてだかも わからないが、
ふとまたその紙を取り上げて、下に続く文を初めて読んだ 思えば若い頃は目に付くものは自動的に読んだものだが、もう読みたくない
すると! 月のクレジット使用限度額1500€とあった
そして7月の合計額はその枠内である
確かにこれは気になっていたが、こんなところに情報が来ていて、
しかもあたしをパニックにさせないようになっていたとは、ねー
オセロの黒を少しひっくり返してみた気分だ
一つ一つ、白へ戻す、そのうち白っぽい面になって行く
そしたら穏やかな楽しい日々がくるだろう
今が既に もう少し愉快だといいのだが
自分の老いと不能と無知を味わって、楽しむ、というのはちょっと無理じゃない?
神さん?
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