第5章 AD2023 5月 素敵なおもてなし
ひたすら 断章と真似っこ
2023-05-08
断章 「断末魔の地球に」
どっこい!
この変化の波の凄さは、どうだ!
物知りのAIを生んだ
この幻像界の
幻像人類の思い描く幻の霊界
幻像人類の構築するデジタル界
幻像地球の空と海と地において
過人口と エネルギー過消費が 訂正される気配
紛争によってであれ 疫病であれ 生命活動減少であれ
人類の知識データと思考能力を超えるものの産出によってであれ
そして新しい人間活動 人間能力 人間認識
つまり幻像界新人類への道が
切り開かれようとしている まさに今
人類意識の中の
概念の改変が避けられないこれから
誰にも不明な明日が来るだろう
ことここに至った刻に
喜んで観察させてもらおう
幻像界はいかに
実相界はいかに
聖霊界はいかに
それらの関連はいかに
この意識は何故にあるのか 幻像人類の問いへの答えを
肉体を去ればわかることなれど 一足先に
清濁合わせのんで 有り難や〜〜
断章 「あたしなりの」
あたしなりに 考えてはいるけど
量子コンピューターならぬもうろく脳でね
幻像界のシミュレーションとやらを
何はともあれ ”love” という最高位の価値
これはどうなの
特にこれが繁殖という生命活動の駆動力ってことの意味と蓋然性
もちろん愛国もあるしチーム愛 ファン心理もある、社会規模で働く
おかしなことに 競争意識と裏腹でもある 競争するからこその進化もあろうし
競争と憎悪は戦争を生むがしかし 他者憎悪の背後には家族愛があるわけで
この件に関して とりあえずは問題提起までとしましょう
人類の多種多様な概念をリストアップ
どんな区別ができるか、例えば
血液型A + IQ + 遺伝子配列 +左派 + 粘着質 + 慎重 + 犬派
などの無数の組み合わせを理解する
なんてのはまず第一歩かな、と妄想
やらせてください!
断章 「ローレライ 仮初ならず」
4月みそかの日曜日 突然に
ドイツ人の高橋夫人とラインドライブする羽目に
バリバリの外科医、日本人夫がゴルフ中の怪我で脳を損傷
なのに止ん事無い理由で別居中という
名高い岩を上から眺め、対岸からすがめ やっと人並みになったぜい
5月3日 思わぬに
テノール吉田志門なる歌手をみる羽目に
呆れた あたし最近ご贔屓の大谷さんと足長さ似る
日本人 最近変化した?
ローレライ 歌う 痛々しい ドイツ語で歌われると
5月6日 麗しい土曜日に
庭のライラックをこっそり頂いていると
しまった 大家のビルギット そこへ来る
来週のヨーロッパデイにはフランスへ
合唱団のお供することになっていて
「楽譜いただいたベートーヴェンの喜びの歌、一緒にこっそり歌えるわよ」
とつい言ったところ
「ローレライは日本でよく知られてる?」
「もちろん なじかは知らねど心侘びて〜〜」
となんとあたし、歌い出してしまったのである。
「着物持ってる?」「持ってない」
「余興にちょっと歌ってよ」「!!!!」
冗談じゃない、気絶してしまう。絶えず声帯に痰が絡む質なのだ。
「できません!」と強く言い張ったのだが、失敗しても失笑されるだけならいけるかなどと思って歌ってみたら、何故か
いつの間にか「あしたの浜辺」に変化していた。ひどい。
え?そんなもの作った覚えないよと造物主が
2023-05-16
断章 「ChatGPTが自画自賛のソングを歌う 注文すれば」
どうもそろそろ こんな世に
我々オリジナル幻像人類は ベーシックインカムをもらい
あるいはお金すら必要とせず 必要なものを供給され
人類の脳から生まれた便利優秀なものによって
望むらくは さらに超次元的世界を作らせる
すべては この幻像の中
いわゆる不幸が起こってもOK
そんなものありゃしない、だって起こらなかったのだからね
かくして浦島太郎のように賛嘆するばかりの一生を送ることになる
みんなハッピー
でも時々、あたしは苦労の真似をしてみるのよ
その夢から覚めるのも、神さんのビームが当たるから
最近の真似1
日本から年金をもらうには「生きてます証明」を毎年提出する
そのために必要なドイツ住民票をもらえるのが6月末ですと(お役所仕事)
期限は5月末なのに!
時間を見計らって、日本の保険会社に電話してこの旨報告…やれやれ
でも、ふと思いついて
住民課に電話、「夫の死亡届は受理されてますか?」
「ありますよ」(葬儀屋さんがしてくれていた)
「明日11時に取りにきたらいいですよ」
「え? 明日? 6月末の予約で日本に送るのに困っていたのですけど」
「OK です、それをキャンセルして」
ヒャッホー
あたし、今天使と話した?
最近の真似2
パスポート 6月末で更新せねば問題。これがビザと絡んでいるので大問題。
うまくやらないと、と最近恒例の取り越し苦労
ついでに、夫の死亡が絡んで戸籍謄本を要求されるかもと心配し出すあたし
まずは、戸籍のある市役所にまたも国際電話
例の如く麗しい若い女声の恭しくも親切そうな応対を受ける
郵送請求係へ回される やや厳しい声の女声
そこで「ドイツからかけてます」とかませる
概ね、はっと息をのみ応対が優しくなるのだ
何と、これまでほとんど不可能だった戸籍謄本取り寄せが、
息子を経て電話で済むらしい。「息子さんいてよかったですね」だって
吐息つく
これで一段落だが、
さらにフランクフルト領事館に電話、1日中するが通らない
ついに日本の外務省に辿り着く、なんと電話番号がサイトに書いてあるので
早速かけると、業務外のお電話ですと意外と丁寧な応対の音声
あ、そうか、この時間日本は真夜中だった、失敗しっぱい
早朝6時、普通 外務省に電話なんてかける??と思いつつも物は試しとばかり
エイ、とボタンを押す。
まずは若い女性、旅券課に回してくれる、
いかにも役人といった、人馴れしてない男声になる
スイスイとことが進む、日本素敵
「こうこうで、旅券更新に戸籍謄本が要りますか」「要らないんじゃないんですか」
フフとほくそ笑む、よし、解決だ。
神さん神さん ヒーローですね
あとは申請書をダウンロード、記入印刷させ、証明写真だ。
最近の真似3
春の気配が濃くなり、衣更の第一歩の洗濯を始め
嘘の間借り人ヌール(届出はモハメド)の誕生日に
ちょうど見つけた母の宝石箱(鎌倉彫)と偽物のパールアクセサリセットをあげて
大いに喜びあって(あたしは断捨離)いたところ
起こったこと全てを受け入れて、例えそれが悪くても
それはそれでもう消えてゆくために現れたことと思うことにして
誰も憎んだり恨んだりすること不可能になったなあ と感じていたところ
階下で話し声がして
なんと、職安の役人が本当にモハメドが住んでいるか検分にきたのである
さっと血の気が引く思い これを案じていたのだ
幸運にもモハメド自身が玄関に行き、部屋へ案内した
国を騙して援助金を受け取るのはヤバい、それはあたしも同罪になるかも
(いいか、ま、どうなろうとままよ)
最近の真似4
さらに
このヌールがこの日、二十年ものの洗濯機を壊してしまった
製造会社にメールと電話、メールの返事が何故か着信しない
サポート電話を何度もして
電気工派遣だけで150ユーロ(2万円近く)プラス実費
来れるのは20日も先のこととわかる
大家のビルギットに渋々話して相談すると、安く済むかもと紹介してくれたので
そこへ電話、結局5月末に派遣してもらうことに、経費は同じ
修理させるには古すぎると誰もがいうけれど
街の電気器具屋へもメールする
ついでに見ると洗濯機の安売りもあるようだ
その返事が来て、紹介された次の電話番号が何と最初の製造会社のだ
またそこに電話して、今度は部品があるかと尋ねる
専門家まで出てきて、調べた結果もうありませんですって
「あなたの決心次第です」とお馴染みのことを言うので
「もしあなただったらどうします?」
「新しいのにしますね」あ、ハー
それで5月末の予約はキャンセル
その間に洗濯物を手洗いして、手で絞り、
乾燥機に入れたら、お気に入りのセーターが子供ものになってしまった。
しまった!
そうだ、インゲの洗濯機を貸してもらいに行こう
ヌールは母親のところでこれまで通り洗えばいいわけだし
もう洗濯機いらないような気がしてきた
思わぬに断捨離?
最近の真似5
ドイツでは49ユーロの交通券が始まり、ひと月にそんなに外出しないけどと思いつつも
駅で尋ねたら、スマホでしか使えないと
試してみたがスイスイといかないのでやめた
その他、デジタル関係は長年の無理な使用で機械も頭もこんがらかっている
新しいのを買うのも恐ろしい
しかし世界はますます仮想空間になっていくのに〜〜〜
最近の真似6
確定申告問題は進展なし、スマイル氏を頼っているのに
考えてみたら企業相手の事務所なのでやる気ないのかも、迷惑なのかも。
以上、いくつかはまだ道が見えないけど、
昨日5月15日、遭遇した言説が
従姉妹の聖子ちゃんの成功譚を思い出させてくれた
生活方針
「自分に起こったことは全て自分にとって良いことである、この信念が希望になる」
自らこう考えついたことはなかったけど、結局いろいろ加味すると
この言い方には効果があるのだろうと納得できるような気がする。
お任せでもあり安心でもあり愛でもある。
先週末は:
フランスのメッツという街でのヨーロッパデイの催しにくっついて行った
幸いにもビルギットが忘れていたので 人前で歌うなんてことにならなかった
快晴、新緑、可愛い街並み、ホテルの湯船、合唱、(ワイン)昔のままの荘厳な教会。本気で地球って結構天国だ と思った
ただ、人だかりの騒音のために聞き取り不可能な自分の不能と孤独は感じた
そうそう、せっかくの湯船だったが、栓がなくて!
それでもかかとを栓にして五年ぶりのお風呂、幸せだった
例えば ラッキーデイ
2023-05-23
ラッキーなことが続く
日々によくいただきものがあるなー
5月17日水曜日
高橋夫人に電話する、なぜできたのか不明 電話苦手が一生治らない
運良く捕まったので早速こき使う
11時に市役所に着くように
その前にかかりつけ医で心臓の薬の処方箋受け取り
その後駅で証明書写真とりという三段構え
彼女は運良く11時に隣の市で整体予約ある
ちょうどいいので、と医者まで運んでもらってバイバイ
ところが患者で混んでいて捗らず、生存証明書を
あっという間にもらうことになったせっかくのその幸運の時刻に
これでは間に合いそうにない
看護師を急かしても無意味、タクシーにかけるが通じない
ままよ歩いて行こう。ぴゅっと医院を去る
幸い脚が痺れなくて、せっせと15分くらいだったろうか
路地や橋や大通りを渡り歩く
幸いなんの滞りもなく役所は終わり何とか12時までに医院にたどり着きそうだ
帰りはよろよろだけど 石橋で休憩していると顔見知りの老人が会釈しながら通って行った。
「探してたんですよ」と気の良い看護師が処方箋をくれる
方向が違うので、写真撮りは叶わず、パン屋、補聴器屋、薬屋、寿司屋と一巡り
5月18日木曜日
ラジオを鳴らしていると、ポジティブ心理学の教授がインタビューされているのに出会う。民間療法でも神秘主義でもなく、学問の中に入るらしい!
あれこれこんな小ネタの頂き物にも気づく
バイエルンまでバスで行った時に出会った、涙型のカットガラス
日々虹を散らばせて遊んでいるのだが、そのアイデアの元であるフラーレンC60という物質
これについて学術論文:電子を寄せ集めることができる不思議なものらしい
その秘密への突破口が見つかったらしい、どこかの大学で!
こんな閃き:うちの壊れてしまった洗濯機は扉を開けるにはコツが必要だった
間借り人を置いた時点で壊されることはありうることで
起こるべくして起こったと!
或は、空があまりに美しいので窓ガラスを拭いていたら、ちょうどテラスでお茶をしていたビルギットに呼ばれた。ケーキが食べたい気分だったのでハイハイと!
ついでに税の申告のことを相談できて、また部屋の換気器機のスイッチが壊れているのを彼女に任せることになって ラッキー!
耳鼻科で処方してもらった鼻の洗浄が結構良い、良い気分!
5月19日金曜日
ハプニング あった
ナディアのカフェに久々に行って、ノンアルビールを頼んだ最近お気に入り
一口飲むと美味しい
次に飲んだら美味しくて止まらなくて4口も飲んだ
ペラペラのピザを食べていると、なんだか熱い、顔が〜〜
やっぱり! 彼女の嫁の一人が普通のビールを出したのだ
フラフラして帰った おかしかった
5月21日日曜日 遠足体験
棒術仲間のドリスが、この前コンサートのあった街の屋外博物館に行くというので
乗せてもらうことに
俗称ニセアカシアの白い花房も ライラックも りんごも チェリーも
あっという間に散って今はどこを見ても新緑ばかり
丘の上全面に黄金色に菜の花が輝いていたのも、ややくすんできた
麦が揃って絨毯になっている、ふかふかだ
ここも天国だ、あたしの行くところ天国だわ
人間の何倍ものスピードで 滑るように前進していく 飛んでるあたし
小山一つまるまる使って
近代以前の家と暮らしが再現されている
人間まで 古い様式だが心を込めて作られた センスの良い衣服を着て
プラスチックのない 金物の少ない生活用具を使って見せるのだ
騎士を象ったテラコッタが飾ってあった
樹木葬の夫のために墓石がわりにおいたら盗まれるかしらと思いつつ
「おいくらですか」と尋ねたら「売り物じゃありません」て、苦笑
昔のレシピで作ったクッキーを一つ所望したらとても美味だった
杖をついていき、脚は痺れず、なんとか戻ってきたが、杖は車に忘れた
5月22日月曜日
Twitterで「ガラスに光が通るのは何故ですか」という問いがあった
光の反射、目下のあたしの課題の一つ! 飛びついて読む、が
やっぱりそれは難しい問題らしく
光(電子)が原子に当たると外周の電子が揺らぐ
そして波長のあう電子同士が反射して強められる、つまり飛び出してくるのだとか
答える人も自信なくて答えているので、心許ない
植物の光合成同様、重要な現象であるのに、人類まだ解明しきっていない
ガラスは実は液体であり、ゆらゆらするので乱反射となり透明現象が認識される
物質の存在様式次第ということだ
ここで急遽、あたしの持論に我田引水:
この幻像科学者が相手にしているのは、何なのか? 実相体ではあろうと思う
普通の幻像人類、我々は幻像体をもろに相手にしているが。
しかし
科学者も実相体を観察しながらも、何しろ影世界の幻像頭脳の持ち主なので
その条件に惑わされる:
個別の生命体が見える、死が待っている肉体だと見える
この前提から逃れられないのでどうしても完全な整合性、無理である
飛躍が必要であろう
と、アタクシ愚考する次第であります、愚考として
などと愚考黙想していたらピンポンと玄関のベルが押された
できるだけ速く階段を降りると、機器を押す。「ハロー」
「こちらはヤンとゆりかです」あたしは何か叫んだ。やっと現れてくれた。
のっぽのヤンと、黒髪、黒い目のゆりか、輝くようだった
あたしは自分からハグしに行った。南欧放浪数ヶ月が経っていた、涙が出る
まるで昔、七年会わなかった子供たちに出会ったときのようだった
それに近かった、奇跡的で魂が喜んだ
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