後日談その2(「後日談」の続き)

あれから僕は彼女(お姉さん)とコーヒー豆を買いに行き、ついでにクロワッサン🥐を買い、「彼氏君〜今幸せ?」と当たり前だろとしか言えないことを聞かれた。



あれ?酔ってないよね??お酒で。ちょっとおかしいと思ったので、酔ってるか聞いてみた。


「あのさ、酔ってないよね??」すると彼女は、「え?酔ってないよ〜寝てから飲んでないってw」と返された。


やっぱり。


お酒で酔ってなくて、僕という男に酔ってるんだ。と。

お酒で酔った時はとってもかわいいかった。彼女がかわいいのは、元々からだったのだとわかった。付き合って1年もたつのに今気づいた?まあいいやw


そんなことを思いながらコーヒー豆を買って帰り道を歩いていたら、「ちょっと待って」と彼女が。どうしたーー


後ろを振り向いた瞬間、彼女の真剣な眼差しがこちらを向いていた。



「あのさ、バーのお姉さんがさ、『彼氏君って、優しくていい人だよね。普段から明るく振舞ってるし。家でもあんな感じ?』って聞かれたんだ。それで私が『いやー、それが全く元気ない時があって....』って泣いてる時の君のこと教えたら『あら...そうなのね...彼女さんがしっかり支えてあげて。もしそれでもダメだったり反応してくれなかったら、お姉さんが聞いてあげるよ』って。だからバーのお姉さんと話す時も悩みとか言っていんだからね!」



そう言ってくれると、彼女はニコッと笑った。


なんだよ。なんなんだあの可愛さ!!!!!こんな子と付き合っていんすか僕?!


ってかなんでそんなことになってるんだよ。僕はバーのお姉さんに狙われているんか?そんなことも思ったが流石にそんなことはないか。ただ僕たちが末永く幸せであって欲しいだけ....か?


まあいいか。


そんなことより、ありがとう彼女、ありがとう世界。


そんな余韻に浸りながらぼーっとしていたら、


「ね〜どうしたのー?なんかすっごく上の空だけど」

「あっ!ごめんごめんちょっとね..」

「大丈夫そうだね♡帰ったら何する?」


とノリノリで内心甘えたいなという気持ちを持っている彼女が聞いてくるので、


「僕は課題やる。君は?」

と聞くと

「えー課題?いくらなんでも真面目過ぎ〜...期限まだあるでしょ( *¯ ꒳¯*)」



やっぱり。周りがのろますぎるだけで僕は普通なのに。しかし今回は普通に今やらないと間に合わないのだ。そのことを彼女に言うと、


「もー仕方ないな〜。じゃあ終わったら甘えさせて!!」

「わかったよ...でもこれだけは勘違いするなよ。君のこと好きだからね。大好き♡」

「!? も、もう彼氏君ったら不意打ちずるい!!!おりゃぁ!!」


ちょっとふてくされたような反応で彼女は僕を強く抱きしめてきた。そして、


「私も、大好きだよ♡」



と言ってくれた。

あー...コーヒー豆の袋落としそうになったよ...このことは10年後か結婚の時にでも言うか。そんなことを思いながら家に帰ったとさ。


まだまだ幸せでいられそうだ。

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とっても可愛いくて優しいお姉さん(彼女)にドロドロに甘やかされるとその後日達 @kararemo

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