第80話 最終話
北西に上がっていく。街が見えるので降り立ってみる。
どこにでもありそうな普通の街だった。
ダンジョンは近くにないそうであまり魅力もなかったのでまた北西へ、もうそろそろ一周かと思っていたら一周したようで下の街が見えてきた。
「早かったですね」
「エマは初めてよね?」
「うん、いい街」
「ひさしぶりだよなぁ」
うん、この香りや空気がなんとなく懐かしく感じる。
「これからどうします?」
「決めてない。どうしようかな?」
「ないなら別に異世界に来なくて良くない?」
「だな」
「えー、たまにはきましょうよ」
「たまにはなー」
俺たちはパーティーハウスに戻ると、いつものようにソファーに座り、テレビをつけてスマホをいじる。
おー頑張ってんなぁ。
最初に装備を上げたあの四人が装備を変えて戦っているのが映像に映っていた。
「あ、あの四人だ」
「へぇ、星10装備なんて付けてるし頑張ったんだなぁ」
懐かしむところでもあり今後に期待だな。
十年後。
「仕事よあんた!」
「分かってるってこれが終わったらな」
「ブラックスミスはあなたしかいないんだから」
「はいはい」
俺と千夏はくっついた。鈍感でもない俺はわかっていたので、プロポーズしたのだ。
返事はお分かりの通りで。
冬夜は別の女と結婚して、でもあいつもゲームばっかりだからな。エマも別の男の人と結婚前提で付き合ってるみたいだ。
今頃何してんのかな。
「秋さん!」
「おぉ、ちょうど冬夜を思い出してたところだよ」
「そんなことより異世界が大変なんですよ!」
「なんでそんなことになってんだ?」
「わかんないっすけど、行きましょうよ」
「はぁ、千夏」
「うん、いこうか」
「私も忘れないでよね」
「「「エマ!」」」
「彼氏は?」
「浮気したから蹴飛ばしてやった」
「うぉー、痛そうだ」
「それよりも急ぐんでしょ?」
「グアー」
「あぁ、久しぶりに春夏秋冬が揃ったからな!無双しにいこうか!」
「「「おぉ!!」」」
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こんにちわ、あにです。
結局はアプリがなにをしたかったのかとか、まだ、書き足らないのですが一周したら僕まで力尽きてしまいました。十日くらいでかいたもので楽しかったです。またフォローや星をくれた方感謝です。
稚拙なものを読んでくださりありがとうございました。
あに
おっさんがアプリを同期したら無双になりました〜アプリのせいで現代にもモンスターが〜 あに @sanzo
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