タヌキ族

次の日

何事もなくマルカンは気持ちのいい朝を迎えた



『村を案内しましょう?』

タヌキ族の長のタヌカはそう話した

美しいタヌキ族の娘、ミナミが町を案内してくれた



集会所

村の入り口の弦で出来た橋

温泉

村の子どもたちが楽しそうに遊んでいる



マルカンはこのミナミの美しさと、品のある仕草から

すっかり、好きになってしまった


ミナミは察したのか、こんな事を話してくれた

『タヌキ族は、自由に結婚ができません

 親や族長が結婚相手を決めています』


マルカンは好意がばれたと感じてはっとなった



ミナミは続けた

『タヌキ族は子どもをだいじにします

 決して、一人で村の外にはいかせません

 それが村のきまりです』



マルカンは、子どもに対して少し過保護のように感じた

結婚相手を自分で選べないのは、少し古臭い習慣だ


マルカンは尋ねた

『村の決まりを窮屈に感じた事はないですか?』


ミナミは少しだまっていた

『・・・あなたはすごくいい人ですね

 たまに、タヌキ族をやめたくなります』


マルカンもミナミがタヌキ族をやめれば、いいのにと思った





マルカンは町に戻った


そして、レオマ長官に話した

『タヌキ族はいい人でした』


レオマ長官は答えた

『やっぱりそうか!!』

以前に、ボコボコにされているレオマ長官の返答

マルカンはその返答の意味がよく分からなかった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

リアルけものフレンズ3 おむすびロコロコ @nobson50000

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る