リアルけものフレンズ3
おむすびロコロコ
新しい仕事
私の名前はマルカン
私に新しい仕事が与えられた
山の奥深くに住んでいるタヌキ族に友好の使者となって向かう事だ
しかし、これまでもタヌキ族には友好の使者を送っているが
使者はいつもボコボコに殴られて追い返されてしまっている
その前も、その前の前も
そして、いよいよ私が使者の番となった
最悪だ
タヌキ族は恐ろしい
私の上官レオマはいう
『お前ならいけるかもしれない』
副官のオオバはいう
『私はボコボコにされると思います』
ちなみに、この二人は、ボコボコにされて追い返された
前と、その前の使者であった
二人とも賢く、やさしく、人望もあった
この2人が失敗したんだ、絶対に私もボコボコにされてに決まっている
何とか中止にできないだろうか
『なぜあんな小さな部族と友好関係を結ぶ必要があるんですか?』
『私たちの町に最近タヌキ族がくるようになった』
『たまに揉め事をおこしている』
『彼ら部族との間に友好関係や取り決めを築きたいんだ』
そう話すのは長官のレオマ
私は、タヌキ族が揉め事を起こす野蛮な部族と知りさらに嫌になった
仕事である以上、断る事ができなかった
マルカンは4日歩き続けて、タヌキ族の町に着いた
『はやく、ボコボコにされて帰ろう』
そう考えていたマルカンは驚いた
なんと、タヌキ族は非常に礼儀正しく、優しく迎えてくれたのだ
タヌキ族の族長のタヌカはいう
『遠いところからご苦労様です』
『あなたの来訪を歓迎します』
聞いていたのと全く違う?
揉め事を起こしそうでもないし、ボコボコにする気配もない
一体どういうことなのか・・・・
タヌキ族の族長に勧められるまま、食事をとり
その日はタヌキ族の村にとまった
・・・・
『無事、明日の朝、目が覚めますように・・・』
マルカンは眠る前にお祈りをした
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