落ち着いた雰囲気のタイトルと、新作の短編というところに惹かれてページを開きました。小学生の時の宿泊生活が茅野で行われたので、車山や蓼科に登った記憶が蘇りました。今年5月には諏訪大社も回りましたし。それはさておき、この作品はある男性のモノローグで構成されています。いわゆる男やもめです。けれどウジは湧いていない。むしろアクティブで亡き妻への愛が溢れる優しいひと。ほっこりというよりもしっとり終わる、優しく驚かされる物語です。迷わずレビューしてしまいました。素敵な作品をありがとうございます。